著者:永野節雄、出版社:学研
9.11以降、世の中が一変してしまった気がしてならない。三矢作戦なんて、タブー中のタブーが暴かれて世の中が大騒動になったのがウソのように、有事立法がスンナリ国会で可決されてしまった。ついに日本の自衛隊がイラクへの「侵略」アメリカ軍を支えるために遠征しようとしている。えっ、「自衛」のための「軍隊」だったんじゃないの。そう叫んでも遅い事態となっている。
この本は日本の自衛隊がアメリカ占領軍の「許可」という名目の命令によって創設されたこと、そして、その後の経緯をインサイド・レポートとして役に立つ。自衛隊の今後を考えるうえで、発足当時の状況を知るのもムダではないと思って読んだ。
自衛隊はどのようにして生まれたか
