著者:寒川猫持、出版社:新潮文庫
せつなくて、おかしい、うた(短歌)入り随想集。眼科医で、妻に去られたバツイチの身を、飼い猫と過ごす日々がサラサラと流れるように描かれています。
著者も私と同様、手書き派です。パソコンなど使いません。世に物書きと呼ばれる人種はみんな神経症であると思い下さってまず間違いはない。こう書かれていますが、もちろん私にも心あたりがあります。 大人になるということは嫌なものである。人々は忘れてはならないものがある。それは少年の心である。私より5歳年下の著者ですが、いいことを言ってくれます。
面目ないが
