法律相談センター検索 弁護士検索

天が崩れ落ちても生き残れる穴はある

カテゴリー:朝鮮・韓国

著者  李 貞順 、 出版  梨の木舎
韓国に生まれ、日本で育ち、今はアメリカに住むコリアン女性のたくましい半生記です。1942年生まれの著者は、終戦前の静岡の大空襲の記憶があるとのこと。3歳になったばかりです。空が真っ赤になり、防空壕に入ったとき、中学生の叔母が泣いていたのを覚えているといいます。
この夜の空襲によって静岡市は廃墟と化し、24人の市民が死んだから、3歳の幼児に鮮明な記憶が残ったのだろう。
戦後、著者一家は韓国に戻った。ところが、まもなく(1950年6月25日)朝鮮戦争が始まった。そのとき8歳で、小学3年生だった著者の父親は、その前に日本へ仕事しに行っていた。そして、著者たち残された一家も再び日本に渡ることになった。1953年8月のこと。密航船で対馬の無人島に着いた。何とか博多にたどり着き、神戸に落ち着いた。
やがて、東京に移り、朝鮮中高級学校で学ぶようになった。そのとき、帰国運動が起きた。東京朝鮮高校の優秀な生徒たちのほぼ全員が北朝鮮への帰国戦意乗ることを志願した。進学を保障し、就職を保障すると約束する祖国の北朝鮮は、生徒たちにとって輝かしく魅力的であった。
著者は、卒業する1年前に、行進の練習や自己批判会や抗日パルチザンの回想記にうんざりしていて朝鮮高校を中退していた。それがなければ、きっと地上の楽園である祖国・北朝鮮への帰国という巨大な台風の虜となって、ともに新潟港から北朝鮮に向かっただろう。
 このとき、老人も壮年も若者も、在日同胞の多くが巧妙な政治宣伝の虜となり、一方では在日朝鮮人の一を減らしたい日本当局の思惑も巧みに働いていて、10年間にほぼ10万人の在日同胞そして日本人配偶者が北朝鮮に渡った。それは在日同胞の6人に1人の割合だった。
 自由意思とはいえ、宣伝でつくりあげた幻の祖国を求めて、かくも大量の人間が北朝鮮に渡ったことは、在日朝鮮人にとってやるせない戦後史の一章である。
 そして、韓国は朴正熙大統領の軍事独裁制によって、経済的には立ち直りつつあったが、その代償のように国民の人権は抑制されていた、北への幻想に目覚め、荒れ狂う南の反共法に嫌悪する著者たちはアメリカに仕事を求めて渡った。
 アメリカで韓国人と付きあうとき、在日同胞に対するかすかな蔑みの気持ちを感じることがあった。本国でくいつぶして日本に渡った無知な人々とその子孫。ろくな仕事ももたず、パチンコ屋をして金持ち面をして・・・など。そして、1960年代、アジアの人々からエコノミックアニマルと言われた日本人に対する反感を日本に住む在日の同胞にも向けていた。強弱の度合いはあるが、「韓国人のくせに、韓国語もろくに話せない」と在日同胞の韓国語をわらった。日本で生まれ育ち、日本人と同じ教育を受けた多くの在日韓国人にとって、韓国語を流暢に話すのがどれほど難しいか想像できない韓国人エリートの卵たちがいた。
著者と同じ同年配の、アメリカに住むベトナム人がこう言った。
 「あなたは、国籍イコールその国への愛国心または民族への愛着と思っているのでしょう。私は愛国心を振りかざして殺し合うのを私の国で見てきたわ。もし選べるとしたら、自分に最大限の保護と利益を与える国籍をとればいいのよ。あなたが、どこの国籍を持っていても、自分の民族や文化への愛着を持つのを妨げないでしょう」
この本の最後に、著者の東京朝鮮中高校時代の恩師である李進熙先生が登場するのに驚きました。その『広開大王陵碑』の研究は私も読みましたが、その斬新かつ鋭い問題提起に大変な衝撃を受けたものです。
 学問的な研究がすすみ、「帰化人」という言葉が消えて、「渡来人」という言葉がつかわれるようになりました。なるほど、そうですよね。中国大陸、そして朝鮮半島のほうが当時の日本より断然文化レベルが上だったのですからね。
シルクロード沿いの小国や数ある南方の少数民族が歴史のなかで次々と消えていくなか、中原からすぐにも手の届く距離にある李氏朝鮮のような「崇文」の弱小国が漢民族の胃袋にも飲み込まれず、コブにもならず、清朝が滅びることまで存続できたのはなぜなのだろうか・・・。
 朝鮮民族のしたたかな自民保存性と強烈な自意識のせいだろう。しかし、それは、朝鮮民族だけの特性でもない。
日本、韓国そしてアメリカの三国でたくましく生き抜く朝鮮人女性に圧倒される思いでした。
 私の尊敬する先輩弁護士である内田雅敏氏より贈呈されて読みました。遅くなりましたが、お礼を申し上げます。
(2012年10月刊。2000円+税)

プラスチックスープの海

カテゴリー:社会

著者   チャールズ・モア 、 出版   NHK出版 
 いま、世界中の海がこんなにもプラスチックに汚されているなんて、まったく知りませんでした。衝撃的な事実です。
豊かで秩序だった自然が、いま増加する一方の永続的プラスチックによって海洋も陸も汚染されている。海洋のプラスチックはほとんど取り除けないし、すぐには消滅もしない、海と美しいビーチに、未来永劫、醜い姿をとどめるだろう。
プラスチックは腐敗が遅い。現実的な時間枠の中では生分解しない。熱や化学反応で結合された炭化水素である人口の重合体(ポリマー)は非常に強く、分解されにくい化学物質である。プラスチック製品は割れて破片になり、やがてナノ粒子となって幾世期も環境を汚染し続ける。
現在、ポリエチレンの年間生産量は4000万トン。ポリエチレンフィルムがラップフィルムの中では圧倒的シェアを占め、世界中で8000万トンが製造されている。50億個ものライター、ペン、シェーバーから3000万トンのプラスチックが生じている。ペットボトルのキャップふたは年間1兆個生産されている。ボトル入りの水は年間5000億本も製造されている。1970年にはゼロだったレジ袋が、2011年には5000億枚になった。
 アメリカでは生産業の上位5社はプラスチック業界と化学業界が占めている。コカ・コーラ社は、ペットボトル入りの飲料を毎日、15億本も提供している。
北太平洋環流には、重量で動物プランクトンの6倍のプラスチックが存在することが判明している。
コアホウドリの幼鳥は、毎年10万羽死んでいるが、その4%にあたる4万羽はプラスチックの誤食によるもの。アホウドリのごちそうであるトビウオの卵は浮遊ごみの上によく漂っているが、今や、それはたいていプラスチックである。アホウドリの不運は、好みの食べ物がプラスチックにとても似ていることである。ぴかぴか光り、色鮮やかで、ぴょこぴょこ浮く。1963年の調査では、アホウドリの73%がプラスチックをのみこんでいた。
1983年の調査によると、コアホウドリの幼鳥の死体の90%にプラスチックが見出され、摂取されたプラスチックの重量は。1963年に1.87グラムだったのが、76.7グラムに激増している。幼鳥の98%からプラスチックが発見された。
解剖したウミガメの80%の内臓に海洋ゴミが見出され、そのほとんどがプラスチックだった。ウミガメは、好物のクラゲとレジ袋を間違えやすい。
プラスチックゴミが増えることは、食物連鎖に毒物が取り込まれる可能性を高め、その毒物はやがて人間にとりこまれていく。
 恐ろしい現実ですね。スーパーのレジ袋だって大いに減らす必要があるというわけです。身の回りを振り返る必要があります。
(2012年8月刊。1900円+税)

未央の夢

カテゴリー:司法

著者  草野 耕一 、 出版  商事法務
日本を代表する国際弁護士による青春期とオビに書かれています。
私より少しばかり歳下だというのは、次の記述で分かります。
東大の安田講堂が学生らによって占拠されたのは中学2年生のときだった。
私は、大学2年生のときでしたから、それほど年齢が違うことになります。
この本には、著者の幼少のころからの思い出が事細かに書きつづられています。友人の少ない、とても良くできる生徒だったようです。人間的にふれあいの少ない環境に育ったため、弁護士に向いていないと指摘され、自分でもそう思ったということなのですが、今では立派な国際弁護士です。
 この本で紹介したいのは、そんな著者の語る交渉の心がまえの部分です。これは、とても大切だし、参考になると思いました。
 交渉とは不思議な営みだ。一方で、交渉は闘いの要素を常に秘めている。交渉は友好裡に、相手の気持ちを思いやりながら行うべきものである。そのため、交渉する人は出来るだけ物腰が柔らかく、人から好まれ、信頼される風情(「オーラ」と言ってもよい)を身につけていることが肝要であり、チャーミングでなければならない。一般的には、相手を威嚇したり、こちらの実力を誇示したりするのは交渉において有害無益である。しかし、相手が明らかにこちらを侮っているときには、自衛手段として、このような行為に及ばざるをえないことがある。そのため、それを自在に行える技を習慣することは交渉の初心者にとって重要である。
 そんなとき、たどたどしい英語で言い返すようなことではダメだ。短い言葉で、こちらの気概や叡知が伝わる「決め科白」(きめぜりふ)をいくつか覚えておいて、いつでも頭の引き出しから出せるようにしておくことが重要だ。
 「そんなに大声を出さなくても、ちゃんと聞こえていますよ」
 「もし間違っていたらご指摘願いたいのですが、私が思いますように・・・」
 このような手短に(10秒以内)語り、あわせて時節を堂々と述べることが大切である。
 これは交渉の主導権を奪う絶好のチャンスなのである。ちなみに、日本人のなかには「プリーズ」を連発する人がいるが、これはやめた方がいい。「プリーズ」を交渉の場面で、くり返すと妙に卑屈な印象を与えてしまう。
そして、差別的、また屈辱的な発言は許さない。そんな人を相手とした交渉を続けるつもりはないときっぱりと宣言する。とりあえず交渉を打ち切る覚悟が必要だ。本当に相手の言動に非があったのであれば、必ず先方に反省の気運が高まり、交渉は再開されるはずなのだ。
 交渉の見かけ上の勝敗は、必ずしも交渉にあたる人の能力や叡知で決まるものではない。より身勝手で、より理不尽なものがしばしば最大の受益者となるということは、残念ながら、交渉という世界の否定しがたい真理である。
 しかし、そのような交渉をする者は、必ずやその報いを受ける。なぜなら、国際企業社会で働くほとんどの者は自分の仕事に誇りを求めており、交渉の世界においても、相互に信頼し尊敬しあえる関係をつくり出すことを願っているはずだからだ。
 だから、交渉をする人が交渉の「勝ち負け」にこだわるのは愚かなこと。それよりも、誠実に交渉する人だったと関係に評価されることの方がはるかに大切なことだ。
相手の言うことを真摯に聞くこと、相手が思い違いをしているときには、損得勘定抜きに、直ちにその点をしてあげる。自分の主張が合理的であるか否かを批判的によく吟味し、相手の主張が合理的だと思えばそれを受け入れるべく依頼者を説得するよう努める。このような営みを十分できる者だけが一流の交渉する人と言える。
 誠実な交渉ができるようになったら、さらに一歩進めて、格調高い交渉を目ざすべきだ。格調高い交渉とは、歴史の形成に参画している意識を交渉の相手方と共有できるか否かということである。そのような話をするためには、事前の勉強が欠かせない。平素から歴史を英語で学び、故事をタイムリーに語れるように準備しておくことが大切である。
 著者は今でも毎朝NHKのラジオ講座を聴いているということです。その点は私と同じです。私も弁護士になって以来、フランス語講座をずっと聴き続けています。ちっともうまく話せませんが、それでも聴きとりはかなりできるようになりました。なにごとも継続は力なり、ですよね。
 日本で最大の法律事務所である西村あさひ法律事務所の代表パートナー弁護士です。さすがだと思いました。
 ちなみに、弁護修習の指導担当は私もよく知っている千葉の高橋勲弁護士です。温厚で博識なマルキストと評されています。世間は狭いものですね。
(2012年11月刊。1600円+税)

中国共産党の支配と権力

カテゴリー:中国

著者   鈴木 隆 、 出版   慶應義塾大学出版会 
 420頁もの本格的な中国共産党の研究所です。難しいばかりではありません。その置かれている厳しい現実がとても分かりやすく分析されています。現実の中国に行ってみると、まさに資本主義を謳歌しているとしか思えません。それでも、中国共産党が取りしきっていて、今でも毛沢東思想を崇拝する人が少なくないのです。本当に不思議な国です。
人口12億人で、中国共産党がどうやって大国を統治しているのが、その謎を解き明かそうという意気込みの感じられる本です。少なくとも私には、その意気込みと、たしかな答えを感じることができました。
 中国共産党は新社会層への党員リクルートを決断した。その最大の理由は、改革・開放以来の資本主義的発展に伴い、近年、政治・経済・社会の各方面において、これら新興エリート層の影響力が拡大していることがあげられる。私営企業家をはじめ、外資企業の管理職や技術職、弁護士、会計士などからなる新社会層の多くの職種は、工場労働者と農民を主体とする伝統的な計画経済システムの下では、原理的に存在しないか、または実態として存在しないに等しい集団であった。
 中国共産党は、2000年代に入って、新興エリート層への政治的接近を本格的に開始した。その目的は二つ。その一は、共産党の支配の正統性の中核をなす持続的な経済成長に資するべく、私営企業家などの非公有制経済セクターとの協調的な関係を持続・強化すること。もう一つは、新興の社会経済エリートが主導する組織的な反体制運動と、その政治的立場の拡大を抑制することである。
 中国共産党は、弁護士や会計士などの新社会階層を構成する特定の職能集団への組織工作を優先的に実行している。
 2000年代に入って以来、中国共産党は、イデオロギーと党建設の両面から、体制の問題処理能力の向上に努めている。宣伝部のイデオロギー統制は、過去に比べて相対的に弱化しているにもかかわらず、組織部の力量は、各種の人事統制を通して、近年むしろ強化されている。今日、中国共産党は、衰退と適応の並存状態にある。
 習近平・中央政治局常務委員(当時)は業界の規模が比較的に大きく、業務の主管部門が明確で、活動の基礎が比較的に良好な弁護士や会計士などの職業を突破口として、新社会階層を主な対象として、末端レベルでの党建設の強化・推進を指示していた。
 新社会階層、とくに都市に社会経済生活の基盤を有する私営企業家の入党によって、農村部に対する都市部の政治的地位の相対的な上昇と、基層の政治社会における権力関係の変動という二重の不安がみて取れる。このような新社会階層の入党に対する批判的な意識は、今日でも中国共産党党内に根強く存在する。
 私営企業家の党員の人数は適切にコントロールしなければならない。党組織が私営企業家の従属物や道具となったり、党内に特殊な利益集団が形成されるのを防ぐ必要があるという考えも根強く存在する。
 浙江省では、当初874人だった企業家の入党志望者は、次々に選考対象から落選し、結局、実際に入党できたのは23人、2.6%にすぎなかった。
 2004年から2010年までの7年間に入党した新社会階層の党員は88万人。2010年時点は93万人に近くなっているが、これは党員総数の1.2%ほどを占めている。新社会階層の入党申請者は年1万人のベースである。ところで、毎年の新しい入党者の4~5割は、生産・工作現場の第一線の者で占められている。
 中国共産党の中央は、新参者たる新社会階層が、一定の量的規模と集団としてのまとまりの持つ存在感を党の内外に必要以上に誇示することのないように、慎重に適応していた。
市場経済化の進展は、非党員の者にとっても、経済的成功の獲得機会を増大させた。この結果、個々人の入党志望の度合いが相対的に低下し、とりわけ都市部での専門知識を有する高学歴、若年層に対する党員リクルートは、以前に比べて困難となった。
 中国共産党が、持続的な経済成長と新興エリート層重視の政治姿勢をすでに明確化している以上、非党員の新社会層としては、共産党への加入に積極的な意義を見出しにくい。共産党への入党以外にも非党員の新社会層が政治に参加する機会や経営が、これまでより拡大しているのも現実である。
 新社会階層への統一戦線活動重視の具体的なあらわれとして、統一戦線工作部長は党内で格上げされた。
 社会の多様化にともない、社会階層との権力関係をいかに処分していくのかが、党中央の重要課題となっている。
 中国共産党は、全国すべての弁護士・公認会計士事務所を細大もらさずに監視の下に置いた。弁護士と会計士の党員の比率はもともと相当に高かった。弁護士23.3%、弁護士と会計士に対する中国共産党の組織的統制力は、前にも比べて強化された。
 2010年の時点で、それら二つの職業人の3割が共産党員であり、その所属する法律事務所の7~8割に共産党支部がある。
 経済発展こそが、現地の県党委書記の最大の関心事だ。経済のノルマの達成が、当人の昇進と降格の主要な判断基準であることは、従来と変わられない。末端レベルの幹部たちは、上級党委員会からの絶え間ないノルマ達成の圧力に日常的にさらされている。
 中国共産党の内実が、とても鋭く分析されていると驚嘆し、勉強になりました。
(2012年7月刊。6800円+税)

ヒトはなぜ難産なのか

カテゴリー:人間

著者   奈良 貴史 、 出版   岩波書店 
 ヒトは、腰の骨を見たら、男か女か見分けられる。安産をするか、しないかという性差が腰の骨にあらわれる。骨盤を構成する骨である寛骨と仙骨をみると、90%以上の確率で男女を判断できる。
 ところが、ニホンザルは骨盤に性差はない。オスとメスの区別は犬歯の大きさや体格の違いで見分ける。
 ヒトの形態学的定義は直立二足歩行。そのため、ヒトの骨盤は類人猿と大きく異なった独自の形をしている。難産がヒトの性差をつくり出している。
 人類は難産の出現によって、助けあう人間社会をつくり出した。お産に立ちむかうことで、人間は進化してきた。ヒトは、地球上の哺乳類のなかで、一番難産だろう。
 江戸時代の女性の死因の4分の1以上を難産か産褥死が占めていた。
ヒトは初産だったら平均15時間もかかる。かつてお産はかなり危険性の高いものだった。1900年には、年間6200人が死亡した。1940年でも、全国で5000人以上が亡くなっている。
平安時代の歴史物語「栄華物語」に登場する経産婦47人のうち11人、23.4%がお産によって死亡している。
今でも、決して100%安産ではなく、日本では毎年60~70人の妊産婦が死亡している。
多くの子どもは、母親の体を傷つけながら誕生する(会陰裂傷など)。
ヒトが難産な理由は、直立二足歩行に適応した身体構造と、脳の大きさが二大要因である。産道は、S字形の急カーブになっている。ヒトの産道は曲がりくねっているうえ、形が変化している。
現代のお産が難産なのは、女性の肥満も影響している。ただでさえ狭い産道に脂肪を蓄えている。
 人間が難産であることは人類の特質と深くかかわっていることが分かりました。
(2012年9月刊。1200円+税)

福岡県弁護士会 〒810-0044 福岡市中央区六本松4丁目2番5号 TEL:092-741-6416

Copyright©2011-2025 FukuokakenBengoshikai. All rights reserved.