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教える力

カテゴリー:社会

著者  井村 雅代 、 出版  新潮社
思わず息を呑む迫力、そのすごさにたちまち圧倒されました。
 私と同じ団塊世代の「鬼」コーチの女性の話には、いちいち、なるほどなるほどと深くうなずくばかりです。
たとえ世間的に高名であっても、実力が低いと出場メンバーから外してしまう。そして、問われると、本人に「あなたが下手だったからよ」と率直に告げる。スポーツは結果がすべて。そのことを肝に銘じた40年間のコーチ人生が語り尽くされています。
 私も弁護生活が40年になります。ここまで言い切れるほどの自信はありませんが、それでも、言わなければいけないことは言っているつもりです。
私はテレビを見ませんし、オリンピックも見たことがありません(見るスポーツは私の関心外なのです)。だから、水泳のシンクロナイズド・スイミングも見たことがありません。
 著者は、そのコーチになって40年。選手たちをただシゴくのではなく、選手を目的地に連れて行って、そこで最高の演技をさせることのみを考えている。
だから著者は、あの橋下徹を痛烈に批判しています。橋下のパフォーマンスによって子どもたちが傷つけられるのは許せないし、現場無視はひどいと弾劾します。まったく同感です。マスコミの前に出ると、橋下徹はコロッと豹変するのです。
 選手をのばすためなら、叱ることも怒鳴ることも、日常茶飯にやっている。しかし、どんなに大声で怒鳴っているときでも、常に頭のどこかで冷静に選手の状態を観察している。
 著者は、日本代表コーチとして6回、中国のヘッドコーチとして2回、連続8回、すべてのオリンピックで、メダルを獲得した。これはすごいことです。すごすぎて声も出ません・・・。
中国のヘッドコーチになるときには、日本側から、「裏切り者」とののしられたとのこと。困ったことですね。これって、心の狭い人の言う文句でしかありません。
 シンクロ選手に走らせてはダメ。シンクロの基本は水中の無重力のなかで自分の軸をつくることなのだから、思い筋肉をつけたらダメ。そうではなくインナー・マッスルをつける。そのため、マット運動とマシンのトレーニングを徹底してやる。マシンで早歩きして、脂肪を落とす。そして、ウエイト・トレーニング。
選手の心をとらえるには、ただ上から命令しているだけではダメ。ときには自分も選手のところまでおりていって一緒に努力する。自らが身をもって示すことで、言葉による厳しい要求も説得力を増す。朝の8時半から、夕方7時半まで、お昼ごはんを入れても、一日9時間の練習をする。
 中国の選手は、省同士の争いがきつい。「オール中国」の意識をもたせるのは大変だった。
選手と向きあうときに一番大切なのは国の違いなんか関係なく、心がつうじあうこと。そして、心が通じ合うためには、自分が嫌われることを怖れてはダメ。嫌われることを怖れず、分かりやすい指導者になることを目ざす。
 選手から絶対的な信用を得るためには、ここぞと思うときに「鬼」になれなくてはダメ。選手から試されなくなるまでが、コーチのたたかいだ。
選手を信用させるのには、なんといっても指導者(コーチ)の情熱だ。かといって、熱心さのあまり、がんじがらめに追いつめて、選手をダメにしてしまったら、元も子もない。コーチの難しさは、そこにある。この選手には、いま逃げ道が必要だと思ったら、ぱっと救いの手を差し伸べてやる。
気の弱い選手がいる。大きな試合では致命的な短所になる。それを克服するためには、いろんな試合に出させて、勝たせる経験が必要だ。選手の心に芽生えた恐怖心を取り除いてやる必要がある。
試合の直前、必要なのは体力の温存よりも自信。何ものをも怖れない、攻める気持ち。そのためには、徹底して練習する。何か心配事があるときには、一人にしてはダメ。誰かと一緒にいると、気が紛れる。プレッシャーとか緊張は、とことん味わって、そこを突き抜けるしかない。
 他人(ひと)を感動させるためには、まず自分ができる人にならなければダメ。
競争の原理のない集団と、リーダーに目的とする具体的な策のない集団は、必ずダメになる。結局、選手に一番大切なのは、「心」だ。心の才能が必要。心の才能がなかったら、選手はうまくならない。緊張しなければダメ。大きな試合の前の「心地よい緊張」は絶対に必要だ。
 著者、井村雅代は圧倒的な、信念の人である。
 ところが、小学生のころは、大人しく真面目な性格で、運動も鈍(どん)くさかったという。人は変われば変わるものなんですね。
あなたに一読を強くおすすめします。元気が出てくる本です。
(2013年4月刊。1200円+税)

私の最高裁判所論

カテゴリー:司法

著者  泉 徳治 、 出版  日本評論社
著者はバリバリの司法官僚なのです。なにしろ、裁判所に46年間にて、その半分22年間は最高裁の事務総局にいました。民事局長、人事局長、事務総長を歴任したのです。典型的なキャリア司法官僚なのですが、意外や意外、けっこう反抗精神も旺盛なのです。やっぱり好奇心旺盛ということからなのでしょう・・・。
 私が、むかし弁護士会の役職についていたとき、それを書いた本を読んで面白かったという著者の感想を伝えてくれた弁護士がいました。そんなわけで、出会ったこともない著者ですが、なんとなく親近感を抱いてきました。
 著者は6年3ヶ月間の最高裁判事のときに、36件の個別意見を書いた。多数意見と結論を異にした「反対意見」が25件。結論は多数意見と同じだが、その理由が異なるものが4件、多数意見に加わりながら、自分の意見(補足意見)を書いたのが7件。
 これは、すごいと思いました。こうでなくてはいけませんよね。私も司法界に入って、最高裁の裁判官になれなかったのだけが残念でした。本気で心残りです。私とほぼ同世代の大阪・京都の弁護士が最高裁の裁判官にチャレンジしましたが、私もチャレンジくらいはしたかったのでした・・・。
 それはともかくとして、少数意見の表明は、決してムダなことではない。まずは全体の議論の質を高めるものである。本当にそうなのです。今日の少数意見は、明日の多数意見になりうる。いま意見を言わないと、いつまでたっても変わらない。裁判官の心といえども、真空状態で働くわけがない。
 高裁が1回の弁論で結審する傾向にある(次は判決となる)。証人や当事者の尋問がある事件は少なく、2.5%ほどしかない。そして、国民は最高裁に対して、誤判阻止の砦、正義にかなった事件の解決を求める。
 しかし、最高裁は3つの小法廷しかないのに、毎年6千件もの事件が押し寄せてくる。最高裁が発足以来65年間に法令違反判決を下したのは、わずかに8件しかない。処分の違憲判決、決定も10件のみ。ところが、おとなりの韓国の憲法裁判所は、22年間に違憲判決を632件も下している。
最高裁の調査官は38人。全員が調査官室に配属され、裁判官全体を補佐する。特定の小法廷や裁判官を個別的に補佐するものではない。
 裁判官の個別意見は、自分で起案する。著者は日本の裁判官があまりにも少ないので大幅に増員すべきだと強調しています。
 裁判官が少ないために民事裁判が遅延し、人々の裁判所離れが生じている。
 裁判を迅速化して民事裁判の機能を高め、裁判所が社会の歯車とかみあっていかなければならない。そのためには、裁判官をもっと増やす必要がある。
 裁判所予算にしても、国の予算のわずか0.348%というのは、いくらなんでも小さすぎる。まことにもっともです。著者の個別意見や少数意見のところは、申し訳ありませんが、飛ばし読みしました。それにしても、司法官僚のトップにいた著者の思考の柔軟性は驚くばかりです。
(2013年6月刊。2800円+税)

秘録・核スクープの裏側

カテゴリー:社会

著者  太田 明克 、 出版  講談社
外務省トップの事務次官・駐米大使を歴任した村田良平は回顧録のなかで、アメリカ軍の核搭載艦船の通過・寄港を日米事前地議の対象外とする日米間の「秘密の了解」つまり密約があることを明言した。さらに、「事前地議」のない限り核の持ち込みはない」としてきた歴代・自民党政府の国会答弁は「虚偽」だったと告白した。
 1963年3月。ケネディ大統領に対して、海軍ナンバー2は次のように報告した。
 「1950年初期から日本に寄港した航空母艦にはいつも核兵器が搭載されている。太平洋に展開する空母機動部隊を構成する駆遂艦や巡洋艦も同様に核装備している」
 核が日本の港や領海に持ち込まれていたのは明らか。なのに、自民党の歴代政権は「事前地議の申し出がアメリカ側からない限り、いかなる核の持ち込みもない」とのウソをつき続けた。
 安保条約が改正される前の旧日米安保条約の下では、アメリカが日本に核兵器を持ち込むことに何の制約もなかった。アメリカ軍の核搭載空母オリスカニが1953年秋に初めて横須賀に寄港したのを初めとして、1950~1960年代にかけて核搭載艦船の日本寄港は常態化していた。
 この核密約は、まぎれもなく官僚主導で管理・継承されてきた。外務省が信頼して真相を報告していた首相・外務相は限られていた。橋本龍太郎・小渕恵三は報告を受けていた。
核巡航トマホークは、あまり信頼性のおける兵器ではなかった。トマホークの複雑な誘導システムには問題があったが、GPSを使ったトマホークもいくつか軌道をはずれた。
 アメリカは敵国のジャミング(通信妨害)を恐れて、核攻撃時にはGPS機能を使わないことにしている。だから、太平洋や日本海に展開するアメリカの攻撃型潜水艦から核巡航トマホークが発射されたとき、いくつかが日本や韓国に間違って打ち込まれる事態もありうる。これは笑い話ではない。
 2013年3月時点で、アメリカが保有する作戦に作用可能な核弾頭5000発のうち、長距離型の戦略核は1737発。短距離型の戦術核200発と配備されていない予備用がある。ロシアの方は1492発の戦略核と、2000発の戦術核を保有している。中国の核戦力は240発。
沖縄に初めて核兵器が搬入されたのは1954年末から1955年初頭にかけて。沖縄に貯蔵された核兵器は多種多様だった。18種類もの核兵器が1972年の本土復帰まで配備されていた。
 1967年段階で、アジア太平洋地域にアメリカは3200発もの核兵器を陸上で貯蔵していた。沖縄には、その3分の11300発があった。韓国に900発、グアムに500発だった。
日本の歴代政治指導者とそれを支える官僚組織は、みずからの核保有オプションをあきらめ、その代わりに同盟の盟主であるアメリカの核戦力に国防の根幹を委ねる国策をとり、「核の傘」を、しぶしぶと言うよりは、能動的かつ主体的に受け入れてきた。
 核密約問題の底流には、核兵器の所有者はあくまでアメリカだが、世界唯一の戦争被爆体験をもつ日本が、盟主の「核パワー」と核抑止力論を前提とした国防政策にどっぷり漬かり続けてきた。日米は軍事的な意味あいにおいて、まずまぎれもない「核の同盟」なのである。
 共同通信記者として長年にわたって取材してきた執念を感じることができました。
(2013年4月刊。1700円+税)

巨鯨の海

カテゴリー:生物

著者  伊東 潤 、 出版  光文社
圧倒的な迫力のある捕鯨の話です。思わず、手に汗を握り、鯨とのたたかいに目を見張ります。和歌山県は太地(たいじ)の鯨組の話です。
本方(ほんかた)と呼ばれる鯨組棟梁(とうりょう)。刃刺(はざし)とは、鯨に銛(もり)を打ち込む勢子船(せこふね)の頭(かしら)のこと。沖合とは、船団の指揮をとる軍配役。親父とは、一から三番船の刃刺のこと。
 能野太地の鯨組では、刃刺に昇進すると、それまでの名を捨て、鯨組棟梁からそれぞれにちなんだ大夫名が下賜される。若太夫(わかだゆう)は、すでに齢(よわい)60を超えた老練の沖合である。筆頭刃刺を勘太夫(かんだゆう)という。
太地は、紀伊半島南端の潮岬から東北4里(20キロ)、那智の滝で有名な那智勝浦のすぐ南に位置している。気温は温暖で、冬でも過ごしやすい。
 夏のあいだ、鯨は蝦夷地や千鳥半島でオキアミをたらふく食べ、一尺をこす皮下脂肪をさらに厚くし、北の海が氷で閉ざされる前に、繁殖のために南に向かう。これを、上り(のぼり)鯨と呼ぶ。上り鯨が太地沖を通過するのは9月から12月で、北に向かう下り鯨は、3月から4月に太地沖を通過する。それぞれ冬漕ぎと夏漕ぎと呼ばれ、それ以外の期間は大漁となる。
 古代より日本列島の沿岸は鯨の宝庫だった。しかし、大型の鯨は人の手に負えなかった。ところが、17世紀に入って、太地の人々が網取り漁法を考案したことから、太地は鯨取り熱狂の季節を迎えた。1683年には、太地だけで大型鯨96頭の水揚げがあった。貧しい寒村が一転して長者村となった。太地の人々は鯨を「夷様(えびすさま)」と呼んで敬った。
新宮(しんぐう)藩の領内にありながら、太地は治外法権も同じ扱いを受けていた。というのも、太地鯨組の頭領である太地角右衛門家は、名にし負う大分限(だいぶげん)で、財政難の新宮藩にお金を貸したり、新宮藩がいずこからお金を借りるときの保証人になったりしているからである。
 江戸時代の鯨取りの様子をまざまざと再現しつつ、そこにうごめく人間模様をこまやかに描く語り口はあざやかと言うほかありません。
 感嘆しながら、読書の幸せをかみしめつつ、残念ながら読了してしまいました。
(2013年4月刊。1600円+税)
 土曜日の午後からフランス映画をみました。別れた夫と新しい彼とのあいだで揺れ動く女性の話なのですが、いかにもフランス映画で少々退屈しました。フランス語の勉強のつもりで最後までみました。映画のあと、ジャック・ドワイヨン監督本人のトークがありました。もちろん通訳つきですが、それでも、けっこう話は分かりました。この監督は1シーンをとるのに、最低でも15回はやり直させるようです。そうやって役者は自分のものにするとのこと。主役の女性は監督の娘です。美人というより個性的なアクトレス(女優さん)です。8歳くらいの女の子が実におませで、可愛かったのが印象的でした。

建築家、走る

カテゴリー:社会

著者  隈 研吾 、 出版  新潮社
この忙しさは半端ではありません。世界をまたにかけて飛びまわる毎日です。よくぞ、これで身体がもつ、と本を読みながら不思議な思いに駆られました。
 設計のプロセスは悩みと迷いの連続である。しかし、プレゼンテーションの場では、悩みや迷いは一切見せない。いつでもストレートに言い切って、相手を安心させる。
 建築家は、設計競技(コンペティション。コンペ)への参加の依頼を受ける。その戦いに参加して選ばれないと仕事は始まらない。今では一年中、そういうレースに駆り出されている。いってみれば、毎週レースに出なければいけない競走馬みたいなもの。今、建築家は、そんな状況に耐えられる精神力、体力がないとやっていけない職業になっている。
 レースに引っぱり出されなかったら仕事がない。仕事がなかったら、事務所も自分もつぶれる。つぶれないために、休みもなしに走り続ける。そういう過酷な場に引き出されている。いやはや、大変な職業ですね。
中国政府が景観デザインに厳しくチェックするのは、政府によるバブルの延命策そのもの。中国で一番もうかるのは、それはデベロッパーが大規模な開発をして、不動産価格を上昇させること。ただし、不動産価格があまりにも急激に上昇してバブルになると、民衆の不満がたまって政情自体が不安定になる。中国政府はバブルを破滅させるわけにはいかないし、かといって野放しにするわけにもいかない。そこで、不動産業界に一定の規制をかけて、バブルをスローダウンさせながら維持するという微妙なコントロールが必要になる。
 いまの中国政府の最大課題は、バブルを柔らかくコントロールする方法である。さすがに官僚国家を何千年もやっているだけに、中国の役人は自分たちへの利益誘導が巧みだ。利益誘導といっても、露骨で分かりやすい方法はとらない。量から質へという転換のプロセスの中に官僚の利権も隠れていることを自覚している。世界がテーマとしていることが、結局は、利権獲得の最短の道筋だと理解している。うひゃあ。そんな見方ができるわけですね・・・。
 中国には、そもそも客観的基準というものがない。それぞれのプロジェクトごとに政府に申請し、担当の役人とネゴする。ネゴをベースにすると、そのネゴから役人の利権が無限に生じる。そのネゴのプロセスを通過してはじめて建築を実現できる。タフでハードボイルドな世界がある。めんどくささ、屈辱にめげず、ニコニコし続けていないと、」中国では通用しない。
 中国は、あらゆる民間企業がオーナーカンパニーである。これに対して、日本はサラリーマン機構であって、リスク回避システムとなっている。中国では、酔わなければいけないけれど、崩れてはダメ。その微妙なバランスが一番大事。中国は飲酒が打ち上げではなく、ゲート。この面接試験をうまくパスしない限り、前に進めない。中国は基本的に私情よりも論理を大切にする。
 アメリカの建築界はユダヤ人が掌握している。国際レースの仕掛け人は、ほとんどユダヤ人。ニューヨークでは、金融界と同時に、メディア界もユダヤ人が押さえている。これは実は法曹界についても言えることです。有力(有名)な弁護士の多くがユダヤ人です。
 これからもっとも注目すべきは韓国だ。このところ、韓国は世界のプロジェクトで連戦連勝している。日本人は、のどかな田舎の村で、こたつに入ってぬくぬくしているようなものだ。著者は、歌舞伎座改築に関わりました。まだ見ていませんが、ぜひ見てみたいものです。
 著者は大手の設計会社、そしてゼネコンにそれぞれ3年ずつサラリーマンとして働いています。そのあと、アメリカに渡って勉強しました。
ディベート教育で建築を教えている限り、アメリカに将来はないと直観した。
 著者が世界を飛びまわっているのは、現場を見てみたいから。ナマのもの、ナマの人、ナマの場所に出会いたい。旅行しないと絶対にナマの声には出会えない。
 2泊3日でフランスに行って、日本にいったん戻った翌日にまたフランス入り。翌日からイタリア、そしてクロアチアでそれぞれ2泊して帰国。その次の週はチリ、アメリカ、カナダのあと、アルバニアとマケドニアに1泊ずつで移動して、早朝に関空着で帰国。昼は奈良の現場を見て、大阪で打合せをして、夜は京都で講演会、最終の新幹線で東京に帰り、翌早朝に中国へ出発。なんという超過密スケジュールでしょうか。人間わざとは思えません。
 著者はパソコンをもたない。パソコンをもたないからこそ、自分を保てている。出先にもっていくのは、お財布とiPodとガラケー(スマホではない)。
 スタッフは、報告しない人はダメだが、報告が長すぎる人もダメ。
圧倒されてしまいます。私より6歳も年下ですが、その行動力に息を呑みました。
(2013年5月刊。1400円+税)

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