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イルカ・ウォッチング・ガイドブック

カテゴリー:未分類

著者:水口博也、出版社:阪急コミュニケーションズ
 なぜかイルカは人間を魅きつけます。愛敬のある丸い顔とつぶらな瞳を見ていると、つい触ってしまいたくなります。残念ながら、私はまだ触ったことはありませんが、イルカ・ウォッチングのなかにはイルカを遠くから眺めるだけでなく、一緒に泳いだり、エサをやったり、果てはイルカの身体を触ったりすることもあるようです。それが人間の心をいやす作業療法にもなっています。
 イルカはクジラと同じで、一度は陸上にあがって活動しましたが、なぜか再び海中で生活するようになった哺乳類です。だから私たち人間と親近感があるのかもしれません。
 この本は、世界中のイルカ・ウォッチングの場所を紹介しています。私は残念なことにまだ行ったことがありませんが、日本にも天草など、いくつかあります。たくさんのイルカの写真があり、見ているだけで心が安らぐガイドブックです。

仕組まれた9.11

カテゴリー:未分類

出版社:PHP研究所
 アメリカの連邦議会で民主党の議員が、ブッシュ大統領は、9.11の前にテロ予告を受けていたのではないかと追求しています。ブッシュ大統領も全否定はしていません。
 この本は、ハイジャック通報を受けてからのアメリカ空軍の動きが遅すぎる(緊急発進するのに34分もかかっている)という疑問から、ブッシュ大統領はテロがおきることを事前に知っていた疑いがあるとしています。
 アフガニスタンの石油・ガス利権をアメリカは確保したいので、戦争をしかける口実が欲しかったというのです。パール・ハーバーと同じです。本当かどうか分かりませんが、アフガニスタンの石油・ガス利権が狙われているのは事実です。

子別れレッスン

カテゴリー:未分類

著者:斎藤学・久田恵、出版社:学陽書房
 子宮という家から出る(第一誕生)。母の膝から降りる(第二誕生)。親の家から離れる(第三誕生)。この第三誕生が今すごく長引いている。自立しない子どもがふえている。
 たっぷりの愛を注がれた人は早々と親離れして、親のことなどあまり考えなくなる。無視されたり、いじめられたりした子は、いいにつけ悪いにつけ親にこだわって、親のように生きてしまう。今の若い男たちの中には、性に対する恐怖感があって、性交不能のものが多い。
 母と娘、父と息子。お互いに自立するのがこんなに難しいものだったのか、体験してみるとよく分かる。いろいろ深く考えさせられ、反省するところも多々あった。

女帝誕生

カテゴリー:未分類

著者:笠原英彦、出版社:新潮社
 日本には8人、10代の女帝が存在した。中国には唐時代の則天武后がただ1人いるのみ。ところが、現在の皇室典範は女性天皇を認めない。なぜか?
 この本によると、明治時代に成立した皇室典範ができるとき、明治天皇の側室となった柳原愛子(なるこ)が後の大正天皇を生んだことを前提として、兄の柳原前光(さきみつ)が嫡系を優先して女帝を認めると、庶子は不利となるので、女帝を認めないようにしたという。つまり、個人の利益が女帝否認をもたらしたのだ。
 さらに、この本は、日本に8人、10代の女帝がいたとしても、それは単なる「中継ぎ」天皇でしかなかったという俗説を完膚なきまでに叩きのめしている。8人の女帝は立派な執政能力を有していたのであり、お飾り的な「中継ぎ」ではなかった。
 「男系の男子」のみに皇位継承を認める制度は、天皇が側室をもつことを前提としていると解されている。なるほど、と思う。そして、いったん女性天皇を認めると、女系天皇も認めなければならなくなる。しかも、現在は皇族の身分が得られる民間人は女性に限られ、民間人の男性は絶対に皇族とはなりえない。男女間に明白な差別が存在する。
 日本の天皇が「万世一系」でないことは、継体天皇をどうみるかにかかっているが、歴史的には明白な事実である。天皇制度が存続する今日的意義は何なのか、よく分からない。「なぜ愛子様が天皇になってはいけないのか?」というこの本の帯の疑問は解消されそうもない。

太ったんでないのッ!?

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著者:壇ふみ・阿川佐和子、出版社:世界文化社
 『ああ言えばこう食う』(集英社)、『ああ言えばこう嫁×行く』など、この2人のかけあい漫才はともかく面白い。なんとバカなことを言っているのだ、と腹がたつほど面白くて、次はどういう展開になるのか、頁をめくるのももどかしいほど。
 こんなに相手を「けなし」あって、本当にこの2人の関係は大丈夫なのか。他人事(ひとごと)ながら心配させられるが、本人たちはスッカリ割り切っている気配だ。
 太ったんでないの?と言われると、実は私も辛い。中年太りがますます進行し、ついに娘から誓約書を書かされてしまった。年内に5キロやせなくてはいけない。トホホ・・・。
 ところで、淫靡(隠微)なトリュフの料理からフグの白子のリゾットまで、日本とフランスの美味・珍味が惜し気もなく出てきて、美女二人が堪能している状況が描かれている。これで太らない方がどうかしている・・・!なんて怒っても何の意味もない。私も、こんな軽妙な文章を書いてみたい。そして「取材」と称して高級料理店でオーナー・シェフのとっておきフレンチを味わってみたいものだよーん。

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