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風の組曲

カテゴリー:未分類

著者:阿刀田高
 いつものように電車に揺られ、ふと、気がつくと、見知らぬ景色が広がっていた。でも、どこか懐かしいような見たことがあるような・・とまるで奇妙な世界に迷い込んでしまった錯覚をおこして降りる駅を乗り過ごすことになります(笑)

中村うさぎの四字熟誤

カテゴリー:未分類

著者:中村うさぎ+松田洋子
 もう、文句なしに笑っちゃいます。四字熟語 →誤がものすごく収まっていて、本当はこっちの漢字の方が正しかったりして・・いやいや、日本語って面白いですわ。女王様のセンスと松田さんの4コマ漫画がまた、絶妙で、大爆笑です。

どうもいたしません

カテゴリー:未分類

著者:檀ふみ、出版社:幻冬舎
 愛ニモマケズ 加齢ニモマケズ
 笑エルヒトニ 私ハナリタイ
 オビにある文句です。業界紙に連載されていたエッセー(コラム)が本になったものです。原稿用紙3枚にこれだけ起承転結があって笑わせるという技(わざ)に、モノカキの端クレとしては感嘆してしまいます。
 どこまで本当のことか知りませんが、いかにも身辺雑記のように思えて、親近感がわきます。それでも、本人は筆無精だというのです。軽い読みものですが、読み終わったあと、なんだか心がホワーッと軽くなります。

第五の権力、アメリカのシンクタンク

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著者:横江公美、出版社:文春新書
 アメリカでのシンクタンクの存在感や影響力は、立法、行政、司法そしてメディアに続く「第五の権力」とうたわれるまでに成長しています。
 シンクタンクの運営はビジネスである。トップ20の保守系シンクタンクの総資産は10億ドル。クリントン前大統領が1996年に再選されたとき、トップ20の保守系シンクタンクが集めて使ったお金は1億5800万ドル(173億8000万円)で、共和党より多かった。
 アメリカにはスーパーリッチが大勢いて、彼らが巨額の寄付をする(課税所得の50%までは免税扱いという優遇措置がある)うえ、企業の「社会貢献」と個人でも年間所得の1.2%を寄付する習慣があることがシンクタンクを支えている。
 代表的なネオコン系シンクタンクは3つとも、ユダヤ系アメリカ人がトップ。国際問題や軍事関係でタカ派の思想をもつアメリカの伝統的エリートと宗教右派が仲良くからみあって、現在の「ネオコン」と総称される集団が形成されている。
 日本のシンクタンクについては、それが政治を動かしているという印象はまったくありませんが、アメリカでは違うようです。

日本一の昆虫屋

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著者:志賀夘助、出版社:文春文庫
 わが庭にも昆虫たちがたくさん訪れてくれます。夏の蝉、秋のアキアカネ、春のチョウそして、マルハナバチやミツバチなどです。そんな昆虫たちを眺めながら、はじめての絵本を出版することができました(残念ながら、絵を描いたのではありません)。昆虫は大人になっても、本当に心を魅きつける格別の力があります。
 この本の著者は101歳になってなお、現役の昆虫屋さんです。その苦しかった幼年から青年時代を通して、昆虫を愛し続け、ついに日本一の昆虫屋さんになりました。たいしたものです。昆虫愛好家は一生続ける人が多いとのことです。でも、それっていいことですよね。いつまでも幼い心を忘れないのですから・・・。
 春はモンシロチョウと思っていたら、今ではツマキチョウの方が多いそうです。ちっとも知りませんでした。

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