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女帝推古と聖徳太子

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著者:中村修也、出版社:光文社新書
 聖徳太子は実在しなかったのではないかという有力説があります。この本は、なぜ聖徳太子が天皇にならなかったのか、それを考えています。厩戸皇子は19歳になっていたので、若すぎて大王になれないということではなかった。しかし、額田部王女の方が即位した。額田部王女こそが日本史上初の女帝で、その即位の理由は、我が子ないし我が孫に大王(天皇)位を譲らさんがためであった。厩戸皇子には蘇我馬子がバックアップしている。だから我が子竹田王子が大王になる可能性は低い。そこで、額田部王女は、自分が大王となって、自分から息子(竹田王子)へ譲位した方がスムースにことが運ぶと考えた。厩戸王子が額田部の摂政になった可能性は低い。本当に厩戸王子を信頼しているのなら、いつまでも王位を譲らないのはおかしい。
 厩戸王子さえその気になれば、大王になるのにそれほど困難はなかったはず。それをしなかったのは、厩戸には近親者同士での権力争いを避けようという気持ちがあったからだ。
 和をもって尊しとなすという言葉は、その当時の日本で、いかに争いごと(戦争と裁判)が多かったかという事実を反映しています。古代の日本人が事なかれ主義で生きていたわけではないのです。そこを現代日本人の多くが誤解しているように思います。

突然死、あなたは大丈夫?

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著者:南淵明宏、出版社:日経新聞社
 『ブラックジャックによろしく』のモデルにもなった心臓外科医の書いた本です。
 突然死といっても、実は、その前には誰にでも分かるサインがある。体のメカニズムを知って、自分の体は自分で管理する。これが大切だ。体の発するシグナルを見誤らないように注意しなければならない。こう強調しています。
 私は週1回の水泳のとき、自分の身体に訊いています。30分で1キロメートルを泳ぐようにしているのですが、裸で自問自答するのですから、これほど確実なことはありません。今日はなぜかきつそうだな。そう思ったときには、途中で中止するのにも、ためらいがありません。健康のためにはじめた運動で健康を損なってしまうのでは本末転倒です。
 心と身体にいつも余裕をもって、すっきり生きていきたいものですよね、お互いに。

羊の門

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著者:李佩甫、出版社:勉誠出版
 現代中国を描いています。海賊版が400万部も出たとオビに書かれていますが、本当でしょうか。これも白髪三千丈式の表現でしょうか。
 中国は何事も人脈に頼る国だということがよく分かります。その人脈を生かして泳いでわたる人と、それに失敗してしまう人がいます。みんながうまくいくというわけにはいきません。お互いの足のひっぱりあいもあります。
 とかく、この世は住みにくいものです。それでも希望を失わずに生きていこう。そんな気にさせる本ではあります。

商売の創造

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著者:鈴木敏文、出版社:講談社
 私は原則としてコンビニは利用しない主義です。とは言っても、出張先のホテル近くのコンビニで買い物をすることはあります。他に店がないから、仕方がないのです。コンビニを利用したくないのは、従来型の商店がなくなってしまったら困ると思うからです。全国チェーンのコンビニで日本の商店が全部支配されてしまったら大変です。消費者主権と言いつつ、コンビニ(の支配元)主権になってしまうのでは、単に買わされる存在でしかありません。
 さすがに全国1万店舗のセブン・イレブンのオーナーだけあって、その話には含蓄があります。著者が周囲の猛反対を押し切ってセブン・イレブンを始めたときは、41歳でした。以来、30年間。今やスーパーよりもコンビニ、という時代となってしまいました。
 いまの時代は、お客様に意見がない時代だ。お客様に意見を聞くときは、こちらから商品を見せ、具体的に提案を示さなければならない。こちらからものを言って、その反響からお客様が何を求めているかを察知し、それをつくって提案していかなければならない。提供側としての自己主張が求められている。こちらから積極的にお客様の好奇心を刺激していかなければならない。コンビニが扱うのは、2500のアイテム。商品のライフサイクルは、日本は欧米よりはるかに短かい。日本の消費者は移り気。アメリカの三大コンビニはいずれも倒産した。
 『週刊ダイヤモンド』(2004年2月14日号)は「コンビニの支配力」を特集しています。コンビニが今や日本の消費市場に絶大な影響力をもっていることがよく分かります。私は、ますますコンビニはなるべく利用しないようにしようと決意しました。コンビニはいずれ、あらゆる意味で「不便な店」になるに決まっています。

アニマル・テクノロジー

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著者:佐藤英明、出版社:東京大学出版会
 地球上にウシは13億4000万頭、ブタは9億2000万頭、ヒツジは10億7000万頭、ヤギは7億1000万頭いるそうです。体重と頭数とで掛け算して種の重量を計算すると、1位はウシで、2位はナンキョクオキアミ。そして3位はヒトになるそうです。人類は増えすぎてしまったのかもしれません。
 この本を読んで、いろいろ学びました。人工授精がどのようにやられているのか、とくにオスからの精液の採取の実際を知り、とても勉強になりました。ウシやブタにとっても射精は真剣な行為なので、精液採取は危険をともなうというのです。満足できない射精に終わったり、射精に至らなかったとき、雄は凶暴になります。
 精液は液体窒素のタンクのなかでは20年間も保存できるそうです。宮城県にいた「茂重波(しげしげなみ)」というオスの牛は4万頭の子牛を誕生させたそうで、今も立派な銅像がつくられ、飾られています。うーん。ところで、クローン牛とか羊とか、本当に大丈夫なのかなー・・・。

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