著者 前原 三十日 、 出版 秋田書店
いやあ、面白くて、勉強になるマンガ本です。著者は大牟田市出身とのことです。
やさい学園というから、何の話だろうと思うと、野菜たちが主人公なのです。
立派な野菜になるべく、日々、勉学に勤しんでいる、いろんな野菜が擬人化して登場します。主人公は、恥ずかしがり屋のシイタケ。ハラタケ目キシメジ科だ。
当学園では、完璧な野菜になるべく、さまざまな知識を学び、どこに出しても恥ずかしくない、立派な野菜に育てる。
ここに、入学したからには、悔いのないよう、目標の料理に合うような野菜に育ってほしい。シイタケの旬(しゅん)は春と秋。春は身が締まってうまみがあり、「春子」と呼ばれ、秋は香りが良く、「秋子」と呼ばれている。
基本は四コマ・マンガなのですが、ちゃんと学園ものとしてのストーリーがあって笑わせるのです。そして、野菜のことが、笑っているうちに身についていくという、大変なマンガ本なのです。
ぜひ、あなたも手にとって(買って)読んでみてください。
(2014年9月刊。429円+税)
2014年12月7日


