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カテゴリー: 恐竜

恐竜大絶滅

カテゴリー:恐竜

(霧山昴)

著者 土屋 健 、 出版 中公新書

 恐竜に関する本なら、ともかく読むようにしています。だって、地球上を恐竜が何億年も占拠していたことがあったというのですから…。それが、今から6600万年前に、突如として一斉に姿を消してしまっただなんて、その不思議さは、何としてでも知りたくなるじゃありませんか。そのとき、いったい、ヒトの先祖様たちはどこで何をしていたのでしょうか…。どうやって恐竜から逃げて生きのびることが出来たのでしょうか…。

 恐竜が地球上に出現したのは今から2億3000万年前のこと。それから1億6000万年ものあいだ、恐竜がこの地球上を「支配」していた。

 1億6000万年なんて、あまりにも気の遠くなりますよね。だって、ヒトの一生はせいぜい100年です。それを100倍しても1万年です。100代前の祖先をたどるなんて、もちろん出来るわけもありませんが、それよりずっとずっとはるか昔のことになるわけですよね…。

 そして、そのころ、もちろん日本列島なんてものもなかったのです。あったのは地球上に一つの超大陸パンゲア。

 昔、プレートテクノニクスといった学説が登場して、ひところは笑いものにされていました。いえ、私の大学生のころの話です。だって大陸が動くっていうのですから、信じるほうがおかしいです。南アメリカ大陸とアフリカ大陸は昔一つの大陸だった、だなんてあまりにも馬鹿馬鹿しくて、誰も本気にしていませんでした。

 でも、今は、地球は動いている、変化している、大陸は動くし、沈んだり、浮き上がったりしている。エベレスト山のあるヒマラヤ脈だって、昔は海底だったのが、せり上がったんだ…。なんとも信じられない現実があるわけです。天動説と地動説の話です。

 ティラノサウルスは全長13メートル、体重9トン。最大級の肉食恐竜。映画「ジュラシックパーク」で、その凶暴さは、しっかり印象づけられました。6600万年前に落下した巨大隕石(いんせき)は、このティラノサウルスを突然、絶滅させた。

 翼竜類と恐竜類とは別の独立したグループ。おそらく両者の祖先は同じで、一方は恐竜類となり、もう一方は翼竜類となった。

 翼竜類は空を飛ぶ。ところが、不思議なことに、鳥類は恐竜類の生きる別であって、翼竜類は絶滅してしまったというのです。

 鳥類について、恐竜類から進化したという表現は正しくない。人類が哺乳類から進化したとは言わない。鳥類は恐竜類をつくる多数のグループの中の一つなのだ。鳥類は、恐竜類の生き残りだ。恐竜の絶滅、そして鳥類は恐竜の一つとして生き残ったことを改めて確認しました。

 わが家の庭に、今年はまだジョービタキが姿を見せてくれません。とても愛敬のある可愛い小鳥です。それなのに恐竜の生き残りだなんて…。信じられません。

(2025年5月刊。1320円)

 今日の投票日、投票率が50%を切るかもしれないと予測されています。でも、それではいけません。

 政治なんか関心ない。政治家にまかしておいたらいい…、なんて思っている人が多いのは本当に残念です。だって、消費税の税率を決めるのは国会なんですよ。毎日の生活そのものに政治は関わっています。

 今後、災害復興特別税を納税額の2%を1%にするそうです。それで喜んではいけません。かわりに防衛費の分として1%が新しく加わりますので、2%は変わらないのです。しかも、1%は軍事予算を増やすために使われるなんて、許せません。

 高市首相は「国論を二分する」ような問題で国民の信を問うというのですが、それは軍事予算の大幅増のことだと明言していません。本当に卑怯な首相だと思います。

 自分に都合の悪いこと、統一協会との関係、ヤミ政治献金、裏金問題…、何も明らかにしないままです。

 投票所に行って、きちんと意思表示をするべきです。きっぱり、ノーと。

恐竜研究の未来

カテゴリー:恐竜

(霧山昴)

著者 デイヴィッド・ホーン 、 出版 原書房

 正月(1月4日)の日経新聞に恐竜も感染症やがんに悩んでいたという記事がありました。

 足の骨の化石から骨髄炎の痕跡を見つけたとか、顎(あご)の化石にエナメル上皮腫があることが分かったというものです。白亜紀の草食恐竜の化石から、骨のがんである「骨肉腫」の跡が見つかっています。

 化石のたんぱく質を目立つ色で染めることによって恐竜の病気を調べることができるというのです。科学研究の進歩はすごいです。

 さて、この本です。

 恐竜(プシッタコサウルス)の全身化石の写真には、皮膚のうろこ、羽毛のような繊維、そして身体の模様の痕跡も認められる。また、1億年以上も前の琥珀(こはく)の中に共有の羽毛が保存されている写真も…。

 恐竜の体色を再現する手がかりも化石にはある。コンピュータ技術の進歩によって、今では、恐竜は眼、鼻道、脳、筋肉などの失われた組織を伴う状態で正確に復元することができる。しかも、カラーなのです。

 ティラノサウルスの最大のものは、体重が7トンを超えていた。大きな動物ほど絶滅しやすい。体が大きいほど個体数が少なくなり、多様性が低くなり、一般的に繁殖速度が遅い。

 大型種の個体は餌を見つけるために動き回らなければならないことが多い。大型の種ほど、とくに獲物を見つけるために広い面積を移動する必要がある捕食動物ほど、大きな適応力を示すことが多く、複数の大きく異なる気候や条件の場所で見られることがある。

 多くの恐竜がさまざまな種類の羽毛や羽毛に似た繊維を備えていた。さまざまな恐竜が現代の種には見られない独特なタイプの羽毛をもっていた。

 恐竜に関する本は、いつ読んでもワクワクさせてくれます。福井の恐竜博物館は最近リニューアルしたとのこと。また行ってみたいです。天草にある恐竜博物館にまだ行っていないのが残念です。

(2025年7月刊。3850円)

恐竜学

カテゴリー:恐竜

(霧山昴)
著者 小林 快次 、 出版 東京大学出版会

 私は恐竜の話が大好きです。福井の恐竜博物館には2回行きました。最近、リニューアルされたそうなので、また行きたいです。
残念なのは、九州にも恐竜化石が出土していて、博物館まである(天草にも近い御船町恐竜博物館)というのに、まだ行ってないことです。ここでは、ティラノサウルス、ヴェロモラプトル、ヨロイ竜類など多様な恐竜化石・卵殻化石が発見されているそうです。
あの恐竜学研究の第一人者である小林快次(よしつぐ)博士によると、日本の研究者は、世界の恐竜研究において重要な位置を占めているとのこと。頼もしい限りです。モンゴルはともかく、アメリカのアルバータの恐竜博物館にいくのが私の夢です。この夢が実現することを願っています。
恐竜映画「ジュラシック・パーク」には、度肝を抜かれました。その後のシリーズは観ていませんが、今ではNHKの恐竜特集番組でもCGによって恐竜が地上をのっしのっし歩き、食うか食われるのかという格闘場面が再現されていますし、身体のカラフルな模様もイメージをかきたててくれます。
恐竜化石からタンパク質・アミノ酸を取り出し、DNA復元を目ざしている(?)とのこと。まるで「ジュラシック・パーク」の世界です。でも、恐竜は巨大天体がメキシコ湾あたりに衝突したことで絶滅してしまったのですよね。簡単に復元されても困ります。ゴジラの復活と同じように、人類は対抗できないでしょうから・・・。
恐竜が出現したのは2億3000万年前の三畳紀。絶滅したのは6600万年前の白亜紀。ということは1億7000万年ほども地球上の王者だったわけですよね。
そして、恐竜は本当は絶滅なんかしておらず、今の鳥類が恐竜の子孫であることは間違いないこと。まあ、鳥類といっても小鳥から大型のコンドルまで、いろいろいますけどね・・・。
鳥類といえば、歯がないと思います。クチバシはありますが、一気に吞み込んでしまいますよね。でも、途中では、歯がある鳥類の仲間もいたようです。
生痕化石とは、過去に生きた生物の痕跡が化石として残されたもの。恐竜の食性研究では、糞石がある。恐竜が何を食べていたかが、これで分かる。
ティラノサウルスの糞石として高さ44センチ、幅16センチ、長さ13センチという長大なものが見つかっている。これに3センチほどの骨片を多く含んでいることから、ティラノサウルスが獲物の骨を砕いて飲み込んでいたことが分かる。
恐竜の羽毛はウロコから退化したものであり、これは皮膚が変形したもの。この羽毛に色がついていたと考えられるが、構造色というものがある。昆虫の玉虫と同じで、それは色がついているわけではない。
日本の恐竜化石は北海道から九州まで全国各地で発見されている。そして、北海道のカムイサウルスは全身骨格の8割が発見されている。これはすごいことです。
500頁近い大作で、いい値段もしているのですが、4月の初版から3か月後には第4刷というのもすごいですね。私のような日本全国の恐竜ファンが買っているのでしょう。
(2025年7月刊。5800円+税)

デジタル時代の恐竜学

カテゴリー:恐竜

(霧山昴)
著者 河部 壮一郎 、 出版 インターナショナル新書
 恐竜化石というと、カナダのアルバータ州が有名ですよね。そして、アルゼンチン、また中国のゴビ砂漠とか…。
 ところが、今では日本でも恐竜化石が続々と見つかっていますよね。北海道では、恐竜の全身化石が発掘・復元されましたし、福井県では毎年なんと数百点もの発見がされているそうです。近くは、天草ですよね。一度行ってみたいと思いつつ、まだ行けていません。
 そして、今は、発見された恐竜化石をCTスキャンによって全身を復元する作業がすすんでいます。
 CTスキャンは、コンピューター断層撮影として、物体の輪切り画像をこしらえる。
 CTスキャンによって恐竜化石の骨格をデジタル化したことで、新たな発見があった。脳の内部構造が判明し、嗅覚を司る領域がケタ違いに大きいことが分かった。すなわち、鼻が利(き)いたということ。
 恐竜化石のデジタルデータから全身骨格を組み上げることが可能になった。
CTスキャンの次はMRI。このMRIは、体の中にある水素の原子核(水素の場合は、陽子と水素イオン)の挙動を画像化するもの。MRIは水素の陽子の挙動を画像化して見るもので、その水素は水由来。そのため、MRI撮影では水が含まれているものしか基本的に写らない。なんだか、まったくイメージできない説明です。いったい、誰がこんなことを思いついたのでしょうか…。
 鳥はいわば生ける恐竜。なので、今の鳥の脳を調べることは恐竜の脳を調べることにつながる。いやあ、そう言われても…。結びつきません。
 今では、岩石に埋もれている恐竜化石を分離して取り出すのが難しいときには、こわすことなくCTスキャンして、三次元画像を得ることができるようになった。
 これって、すごいことですよね。恐竜化石を探すのには、皆さん大変な苦労をしていることと思いますが、CTスキャンやMRIを駆使して、立体画像をつくり上げ、比較検討していくというのは、本当に素晴らしいことです。大変地道な作業を要することでしょうが…。
(2024年4月刊。990円)
 大内宿に行ってきました(5月26日)。
 郡山からレンタカーで1時間かかります。山の中にこつ然と江戸時代の宿場町があらわれます。日曜日(5月26日)でしたので、たくさんの観光客が来ていました。
 ネギそばなるものを初めて食べました。太いネギをハシ代わりにして食べ、ネギもかじっていくのです。そして縁台に腰かけてダンゴもいただきました。
 私の個人ブログに写真を公開していますので、そちらものぞいてみてください。
 自宅から歩いて5分あまりの小川にホタルがたくさん飛びかっています。夢幻の境地にしばし浸ることができました。

最強の恐竜

カテゴリー:恐竜

(霧山昴)
著者 田中 康平 、 出版 新潮新書
 「子ども科学電話相談」では思いもよらない質問が寄せられるとのこと。たとえば、「ティラノサウルスのオスとメスは、どちらが強いの?」です。ええっ、恐竜にもオスとメスがいるのは当然ですが、そのどっちが強いか、なんて私は考えたこともない疑問です。
 人間(ヒト)なら、女性が強いに決まっています。カマキリだって、オスは交尾中にメスから食べられてしまうのですからね・・・。著者も、気迫でメス(母親)が勝つとしています。
 メスのティラノサウルスは史上最大の恐竜であるアルゼンチノサウルスと戦っても勝つだろうと著者は言っています。図体が出かければ争いに勝つというものではありませんよね。
 アルゼンチノサウルスは、全長40メートル、体重100トンだとみられています。ボーイング737型は80トンないそうですから、ジャンボジェット機より重たいというのです。すさまじいでかさです。
 恐竜がどれくらいのスピードで歩き、また走れたのかは足跡化石から推測できる。それによると、時速10キロほどで歩いていたが、時速40キロ前後で走っていたと推測される足跡化石がある。ずいぶん速いですよね。
 恐竜のウンコ化石もたくさん見つかっていて、ティラノサウルスのウンコ化石には骨のかけらが大量に含まれていて、その割合は30~50%に達している。つまり、ティラノサウルスは餌の骨を砕き、骨まで飲み込んでいた。
 マイアサウラのウンコを丸めて糞玉をつくると、直径24センチ、バスケットボールと同じくらいの大きさになる。
 著者は、かの小林快次先生の弟子です。師匠は、「ファルコン・アイ」(ハヤブサの目)として名高い存在だが、最近では「ローガン・アイ」、つまり小さなものを見るのが滅法弱くなったので・・・。ところが、どっこい、まだまだ師匠にはかなわないと、著者が泣いて悔しがる場面も多数登場してきます。
 子どもたちの意表をついた質問をいかに切り抜けるかを念頭に置いた、楽しい恐竜の本です。
(2024年1月刊。820円+税)

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