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2004年11月 の投稿

故事成句でたどる楽しい中国史

カテゴリー:未分類

著者:井波律子、出版社:岩波ジュニア新書
 中国の故事成句には、私の知らないものがこんなにある(忘れたのもたくさんあります)と知って、愕然としました。
  殷鑒(いんかん)遠からず・・・自分の戒めとすべき手本はすぐ近くにある。
  狡兎死して走狗烹(に)らる・・・敵がいなくなると、功績のあった臣下は邪魔になり殺される。
  鹿を指して馬と為(な)す・・・まちがったことを他人に押しつける。
  梁上の君子・・・梁(はり)の上に潜んでいた泥棒。
  脾肉(ひにく)の嘆・・・実力を発揮する機会のないことを嘆く。
  風声鶴唳・・・臆病風に吹かれた者がわずかな物音にも仰天すること。
  騎虎の勢い・・・事を計画して中途でやめようと思ってもやめられない。乗りかかった船だ。
 国家の不幸は詩家の幸い・・・詩人の皮肉な運命
 中国は、なにしろ6000年の歴史をもつ国です。人口も12億人以上。巨大な国です。故事成句で学ぶべきところが多いのも当然でしょう・・・。

経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

カテゴリー:未分類

著者:C.ダグラス・ラミス、出版社:平凡社ライブラリー
 日本政府は前文と憲法9条の政策を今まで一度も実現しようとしたことがない。一貫してアメリカ軍が日本にいて、日本の軍事防衛はアメリカの軍事力に頼っている。「核の傘」のなかに入っている。だから、日本はまだ前文と第9条の平和主義を試したことがない。
 日本政府は本当の意味での平和外交をやったことがない。中立であったこともない。
 アメリカは次々に戦争を起こしてきたけれど、その敵は、いつも日本の敵にもなった。日本は一貫してアメリカの同盟国としてつとめてきた。
 国家は誰を殺しているのか?
 自分の国民しか殺さない軍隊をもっている国はたくさんある。20世紀は戦争の世紀だったが、もっとも多く人が殺された戦争は、国家間の戦争ではない。国家が殺した2億人のほとんどが戦闘員ではなかった。
 憲法とは、政府に対する国民の命令なのである。
 前文は、「日本国民は」という主語に始まり、憲法の本文は、政府がやっていいことと、やってはいけないことが細かく書かれている。主権在民憲法とはそういうもの。国民は政府に交戦権をもたせないようにした。
 奴隷の定義は余暇のない人間である。
 となると、今の日本社会はどうなのか。勤務時間外にほとんど暇がない状態が日常的だとしたら、我々は奴隷と同じことではないのか。
 経済成長至上主義は、もう止めるべきだ。ずい分前からそう言われてきました。しかし、まだまだ成長率を競っている社会です。著者は、一刻も早く頭を切りかえる必要があると強調しています。私も同感です。

運のつき

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著者:養老孟司
なんとも不思議な雰囲気が漂います(笑)。わかったようでよくわからん???

風の組曲

カテゴリー:未分類

著者:阿刀田高
 いつものように電車に揺られ、ふと、気がつくと、見知らぬ景色が広がっていた。でも、どこか懐かしいような見たことがあるような・・とまるで奇妙な世界に迷い込んでしまった錯覚をおこして降りる駅を乗り過ごすことになります(笑)

中村うさぎの四字熟誤

カテゴリー:未分類

著者:中村うさぎ+松田洋子
 もう、文句なしに笑っちゃいます。四字熟語 →誤がものすごく収まっていて、本当はこっちの漢字の方が正しかったりして・・いやいや、日本語って面白いですわ。女王様のセンスと松田さんの4コマ漫画がまた、絶妙で、大爆笑です。

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