著者:平野啓一郎
鋭い文章に感服。時事について語る辛口が「ハバネロ」(巷で噂の激辛唐辛子)みたいにくせになりそうです。「くだけた表現で書いた」とのことですが、ワタクシにはそうは思えませんでした(笑)。(
2004年7月1日
2004年7月1日
著者:平野啓一郎
鋭い文章に感服。時事について語る辛口が「ハバネロ」(巷で噂の激辛唐辛子)みたいにくせになりそうです。「くだけた表現で書いた」とのことですが、ワタクシにはそうは思えませんでした(笑)。(
2004年7月1日
著者:群ようこ
「着物で歌舞伎を観る」のが憧れです。面倒だけど、着てみたい・・・でも、その魅力にとりつかれると・・・「蟻地獄」状態になりそうで怖いです(笑)。
2004年7月1日
著者:岸本葉子
少年犯罪、児童虐待、DV…のニュースを耳にするたび、家族のあり方がとりだたされる昨今。「家族はひとつ屋根の下に暮らすもの」だと何の疑問も持たなかった。胸をつかれる思いで読みました。
2004年7月1日
著者:大木トオル、出版社:マガジンハウス
セラピードッグの話です。写真に見るチロリは、いかにも慈愛にみちた優しさあふれる眼をしています。ところが、なんと、チロリは人間にいじめ抜かれて、あやうく「保護センター」に捕まって殺される寸前だった犬なのです。そんなメス犬がセラピードッグへ転身していくあたりは、犬好きの私としては涙をおさえることができませんでした。
チロリはセラピードッグとして訓練され、見事に役立ちます。病室で寝たきり患者に寄り添うチロリの優しい表情を見ると、なるほどセラピードッグって人に役に立つんだなと思わせます。
ただ、いじめられ飢えていた体験をもつ犬だけに、つい食い意地をはってしまう地が出るという場面には笑わされてしまいました。
古く何十万年ものあいだ人類の友として関わってきた犬たちです。セラピードッグによって心がいやされる人がいるのは間違いありません。
2004年7月1日
著者:ピースフル・トゥモロウズ、出版社:岩波書店
9.11犠牲者の家族(遺族)の手記を集めた本です。あの、いかにも「好戦的」なアメリカに、こんなに理性的なアメリカ人がいたのかということを知って、私は正直いって驚きましたし、自然に頭が下がりました。身内がテロリストに殺されたのに、テロリストへの報復攻撃はまずいと声を出して訴えた、というのです。すごい勇気だと思います。
日本人「人質」問題のときの「自己責任論」の無責任な横行からは考えられないような事態です。テロリストによる攻撃への軍事的報復は、より多くのアメリカ市民の命を危険にさらすことにならないか。テロリズムは社会的・経済的状況から生まれる。アメリカは、9.11に経験した暴力的行為に必要な憎しみと過激主義を育てる状況をこそ防止すべき。
テロリズムの根本原因を問題にしないで、テロリストだけを問題としている。暴力的犯罪に対する暴力的報復は、結局、暴力の悪循環を強めるのだ。暴力的行為は、唯一の選択肢でないばかりでなく、さまざまな落とし穴と偽善にみちた選択肢だ。
日本の自衛隊が多国籍軍の一員として、海外で、ついに本格的な武力行使をしようという事態を迎えています。とんでもないことです。小泉首相の暴走を許してはいけません。平和こそ私たちの毎日の不可欠の前提なのですから・・・。