著者:阿川佐和子
とても笑えます。かわいい人です。通勤のお共に、寝る前のひとときにほんわかした笑いをお届けします。
2004年6月1日
2004年6月1日
著者:阿川佐和子
とても笑えます。かわいい人です。通勤のお共に、寝る前のひとときにほんわかした笑いをお届けします。
2004年6月1日
著者:東野圭吾\\n 東野圭吾崇拝者としては特にお薦めです。本当に面白いです。自分の人生を嘆いている、悲観的になっている時にぜひどうぞ。「あんたの人生のカードは決して悪くないよ」この言葉がじんじんきます。
2004年6月1日
著者:黒川博信、出版社:花伝社
四国新聞に毎週連載されていたものを本にしたものです。
外国語大学を卒業し、商社で5年間働いたあと、著者は日本を出て世界一周ひとり旅に出かけました。まさにバックパッカーです。その経験をふまえた『バックパッカーはインドをめざす』(集英社)などの本があります。
3年かけて世界を旅行し、郷里の香川県に帰って、今は塾を営んでいます。
純真な子ども心を今も喪っていないんだな。そう思わせる短いエッセーが満載されています。語学ができるって、本当にうらやましいですよね。私はフランス語をあきらめず続けています。日常会話のレベルを脱して、思想を語れるようになるのが目標です。
2004年6月1日
著:三田村鳶魚、出版社:中央公論社
図書館から借りて読みました。1976年発行の三田村鳶魚全集の一冊です。
三田村鳶魚は江戸時代に詳しく、時代考証の第一人者でした。有名作家の評判の時代小説が史実に反するとしてバッタバッタと切り捨てられていく様子は、むしろ痛快感を与えるほどのすごさです。なるほど、ちっとも知らなかったー・・・、という話のオンパレードです。
大仏次郎の『赤穂浪士』について、吉良が小姓の差し出す長い煙管(きせる)を受けとって自分で火皿に煙草を詰めて煙草をのんだと書いてあるが、吉良のような大名もどきの高い地位にいた人物が煙草を自分で詰めてスパスパやるなんて、とてもありえないことだと批判しています。
吉川英治の『宮本武蔵』については、慶長のころにソバはまだなかったし、茶碗もなかったと批判しています。ここらあたりになると、そうなのかなあ、と思うしかありません。ともかく、江戸時代の日常生活の細かい移り変わりにまで精通しているのには驚くばかりです。時代考証の参考書として読んでみて、先人のすごさに敬服してしまいました。
2004年6月1日
著者:坂和章平、出版社:民事法研究会
ベテラン弁護士と新米弁護士のコンビで書かれた本、ではない。もうひとり、なんとベテラン事務局長も執筆陣に加わっているので、本に重層的な深味が出ている。事務職員の眼から見たベテラン弁護士の素顔の一端ものぞける。弁護士と法律事務所って、こんな感じで動いているのかと、外部の人にもよく分かる。
この本はこの4月からスタートした法科大学院生をターゲットとしている。思いたってから、わずか4ヶ月でこれだけの本に仕立てあげる才能はやはり異才と言うべきだろう。
大学での授業(集中講義)を2冊の本にまとめたのも読んだが、うーん、よく勉強してると感心した。また、映画評まで本にしている。私も映画はつとめて見るようにしているが、ホラー映画のような見たくもない映画は決して見ないので、映画評論家にはなりたくもない。そこを乗りこえている著者を偉いと言うべきか、私にはいささかのためらいがある。
ともあれ、大阪の名うてのベテラン弁護士が法曹界の実体を分かりやすく紹介している本なので、初心者には一読をおすすめしたい。