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2013年3月 の投稿

原子力防災

カテゴリー:社会

著者  松野 元 、 出版  創英社・三省堂書店
こんな本が3.11の前に出版されていたなんて、まったくの驚きです。
 2007年1月に初版が出ています。もちろん、3.11のあと増刷されています。この本のすごいところは、原子力災害が起きないと考えてはいけないということを何回も強調しているところです。もちろん、それは3.11によって不幸にも実証されてしまったのでした。
 しかし、それまでは、原子力発電は5重の安全装置がかかっているので絶対安全だという神話が大手をふってまかり通っていました。要するに、日本ではチェルノブイリ原発のような事故は起きない。起きたとしても災害は従事者等の31人が死亡しただけで、被害は予想よりも小さかった。実際に事故が起きたときには、住民なんか何も分からないから、専門家を擁する国がすべての責任をもってあたるので住民はこれにすべてを任せて、万事これに従えばよい。
これに対して著者は、災害は起きるものであるから、その体制を準備しているのだと認識すべきだという考えです。
 現実の人類が経験したチェルノブイリ原発事故が日本の原子炉立地審査で実際には起こりえないと想定した仮想事故の災害評価を大きく超えてしまったという事実を、原子力防災という視点から冷静に考えるように努めるべきだ。
 原発事故の場合には、距離によって影響が著しく減少すると考えてはまずい。それはただの点線源と考えている。しかし、雲のような塊のプルーム状態で放射性物質が長距離を漂っていくことがありうるという現実を無視したものである。
周辺住民の実際の行動は、現実の事態推移と過去の災害からの経験を十分にいかしながら、判断し決定されなければならない。
 チェルノブイリ原発事故のような大きい事故の可能性があると予想された場合は、たとえばプルームが通過する前に避難することがあるし、プルームが通過する間は屋内避難にしておき、プルームが去った後に避難するとか、いろいろな組み合わせがありうる。
 原子力施設から放射性物質が放出されると、それが雲状に広がり、「放射性プルーム」ができる。放射性プルームは、大気中を拡がりながら移動し、その方向や速さは、風向き、風速等の気象条件によって変わる。これによる被ばくを避けるためには、避難施設は原子力施設からできるだけ遠隔地にあって、原子力施設からみて東西南北それぞれの方位について、あらかじめ選定しておく必要ある。
 3.11のときには放射性プルームが飯舘村の方に流れていったわけです。
 そして、この本ではスピーディーの活用も当然のことながら強調されています。しかし、3.11のとき、この指摘は政府当局によってまったく無視されたのでした。
 そして、恐るべきことに、この本には、つぎのように指摘されています。
 事故評価の常識として、炉心から炉内内蔵放射性物質の大部分が原子炉格納容器に放出されたような場合でも、原子炉格納容器が保たない恐れがある場合は、チェルノブイリ発電所事故のときのように30キロ範囲の避難を必要とする可能性があると理解しておくと分かりやすい。
 原子炉災害が起きたときの緊急対策をこれほど具体的に論述した本があっただなんて、驚きです。やはり、原子力村に汚染されてしまった学者ばかりではなかったのですね。少しばかり安心もしました。
著者は東大を出て、四国電力に入り、伊方原発で働いたこともある技術者です。
(2007年1月刊。2000円+税)
 日曜日、桜が満開でした。わが家の庭にはチューリップの花がたくさん咲いています。春本番到来はやっぱりチューリップです。赤紫色のハナズオウ、純白のシャガも咲いています。5角形の紫色の花、ツルニチニチソウもあちこちに、また、クリスマスローズの濃紫色がひっそり気品にみちて咲いています。
 アスパラガスが芽を出してくれました。産地直送でいただくことができるようになります。
 花粉症さえなければ、春は本当にすばらしいのですが…。

孤独なバッタが群れるとき

カテゴリー:生物

著者  前野 ウルド 浩太郎 、 出版  東海大学出版会
あれ、この著者は日本人なのかしらん。どこの人だろう・・・。
 なんと著者は生粋の日本人。それも、なまりのたっぷりある秋田県民です。では、ウルドとは何か。ウルドとは、アフリカはモーリタニアで最高敬意のミドルネーム。「~の子孫」という意味。モーリタニアに住みついてサバクトビバッタ研究に人生を捧げると宣言したところ、そこの研究所長から命名されたのでした。それほどサバクトビバッタ研究に明け暮れる著者の涙ぐましい奮戦記です。面白くないはずがありません。
 いやはや、学者って、こんなに大変なんだと、私は何回もため息をついたほどです。でも、それだけに目に見える成果を得たときの喜びは一入(ひとしお)のようです。
 バッタとイナゴの定義は混沌としていて、両者を明確に区別するのは難しい。
サバクトビバッタは、サハラ砂漠などに生息しているバッタ。成虫は2グラムほど。自分と同じ体重に近い量の新鮮な草を食べる。だから、1トンのバッタは1日に2500人分の食糧と同じ量だけ消費する計算になる。
飛翔能力が高く、1日に5~130キロほど移動する。通常は30ヶ国に分布しているが、大発生時にはサバクトビバッタによる被害は60ヶ国に及ぶ。それは地球上の陸地面積の20%になる。
 サバクトビバッタを殺すために殺虫剤をつかうと、すべての生命が沈黙してしまう。そして人間の健康まで脅かす。そこで、サバクトビバッタの生態を知って対策を立てる必要があるわけです。アフリカでの研究はあまりすすんでいないようで、日本人の学者が活躍する余地があるのでした。
 バッタの孤独相は、カメレオンのような能力をもっていて、生育環境の背景に似た体色を発色させることができる。
 バッタは、体内のホルモンを巧みに操ることでダイナミックな変身を遂げている。
 サバクトビバッタは敵に体をつかまれると、口から醤油のような茶色の液体を吐き出す。これは胃のなかにため込んでいた植物由来の毒だ。手についてもなんともないが、きわめて不快だ。服につくとシミになる。
 バッタが悪魔になるのは群生しているから。では、どうやって混みあいを認識するのか。視覚か臭いか、接触のどれか。結局、接触だということが判明した。メス成虫は、他個体と直接ぶつかりあうことで混み合いを認識していることが分かった。
 そして、触覚が接触刺激の感受部位であることが判明した。
 バッタの触覚を切除してその結果を対比させていくのです。そのときには、バッタの目をみえなくする必要がありました。バッタの複眼に修正液を塗り、その上をマニキュアで塗りつぶすのです。残酷といえば残酷な実験ではあります。でも、いたしかたありません。悪魔由来(その誕生秘話)を調べるために欠かせないものなんです。
 メス成虫は、大きな卵をうむのに混みあいと光の両方が必要である。
 まだ33歳の若手研究者です。こんな元気な日本人男性がいて、大いに安心しました。今もサハラ砂漠で研究中のようですが、健康に気をつけていただき、ますますのご健闘を期待します。
(2013年1月刊。2000円+税)

この道を生きる、心臓外科ひとすじ

カテゴリー:社会

著者  天野 篤 、 出版  NHK出版新書
天皇の心臓手術は天下の東大病院チームが担当するかと思ったところ、私立大学の医学部教授が執刀したのでした。その執刀医は、しかも医学部に3浪して入ったというのです。
 その外科医が本書の著者です。さすが「神の手」と呼ばれるほどの名医の言葉には重味があります。浪人1年目は麻雀に明け暮れ、浪人2年目はパチンコに没頭していたといいます。これでは、いくらなんでも医学部に受かるはずがありません。それでも、パチンコで粘りと集中力が養われたということです。そうかもしれません。
 著者の偉いのは、医学部に入ってからは必死で勉強したというところです。朝から晩まで大学の図書館にこもって、医学書そして、医学雑誌を読みふけっていました。
 そんな著者ですから、最近の医学生が本を読まず、また先輩医師に質問せず、疑問をぶつけることがないことを嘆いています。
知識の乏しさに加えて、学びとる姿勢に欠けている。医師を目ざす若い人たちの志が低すぎる。
 弁護士についても残念ながら同じことが言えます。本を読まない弁護士が本当に増えました。そして、人間に関心がなく、紛争を解決するのに喜びを見出さない弁護士がいるのに驚きます。いったい、この人はなぜ弁護士を目ざしたのか疑問に感じるのです。懲戒処分を受けた弁護士に共通する特性ですし、私の身近にもいました。
 心臓病は日本ではがんに次いで高い死亡率を示している。毎年15万人もの人が死んでいる。心臓病手術とは、患者の生命の間合いに入ること。一度、胸を開いたら、たとえ自身が来ようとも後戻りはできない。いったん手術が始まったら、自分の命に代えてでも患者の命を救おうという覚悟がなければ、執刀する資格はない。
 心臓疾患の多くは、適切な手術をすれば元気なころの状態に戻ることが可能となる。心臓手術は一期一会だ。これまで6000例をこえる手術をしてきた。今でも、多いときには1日に4件の手術をする。
素早く的確に縫合するのは、手術にとって大切な作業である。縦に結ぶ、横に結ぶ、深いところで結ぶ。右手で結ぶ。左手で結ぶ。それを日頃から練習しておく。1分間に60回は結べるようになれと、研修医に指導する。
 練習を重ねると、1分間で75回まで糸を結べるし、性格に結べるようになる。
手術に偶然の要素があってはならない。偶然性を排除し、必然性をつくっていく。それが手術を成功させるプロセスだ。自分でシミュレーションしたプロセスどおりに処理が完了したとき、はじめて医師は満足感を得る。
 手術は勝負事ではない。しかし、勝たなければ意味がない。勝つためには手術前にどこまで場面展開、シミュレーションができるかがカギになる。そのためには、患者について最大限の情報収集をする。執刀中は頭をつかうというより、五感を最大限にいかす。五感の全てを総動員して患者の状態を感じとり、それに反応して自然に手が動くようにする。
やってもできないという自分の現実を知り、その現実を受けとめたとき、人は自分の進むべき「これならできる」という道を見出すのではないか。
目には見えない力や神の領域といったことに、心臓外科医は人一倍敏感になる。というのも心像はとても神秘的な構造をもっているから。
患者の病気とたたかうのは200人の病院スタッフであり、そのスタッフをたばねるのはチームリーダーとしての医師の大切な責務だ。
 天皇の心臓手術をするときに心がけたことは二つ。一つは自分のコンディションの維持につとめること。二つ目は、手術のシミュレーションを徹底的に繰り返すこと。
 まだまだ好奇心を失っていない57歳の心臓外科医です。すごい、すごいと驚嘆しながら読み終わりました。一読をおすすめします。
(2013年2月刊。740円+税)

いま、どうしても伝えておきたいこと

カテゴリー:社会

著者  肥田 舜太郎 、 出版  日本評論社
広島で被爆しながらも長寿であり、放射能の恐ろしさを語り広めている医師の話です。
 聞き手は私の親しい知人でもある埼玉の大久保賢一弁護士です。憲法そして反核・平和のために奮闘している弁護士ですので、話がうまく展開していって、すっきり胸に落ちる内容となっています。
 なにより被爆当時、28歳の軍医だった肥田さんは、今や96歳なのです。そして、その表情が実に素晴らしい。この本の表紙写真は温厚な知性があふれている表情で、強く惹きつけられます。
 考えてみたら60億の人間というのは、生きていることは六つしかない。寝る。食べる。排泄する。仕事をする。遊ぶ(休養)。あとセックス。いろいろ言うけれど、考えてみたら、どれかに入ってしまう。そうなんですよね・・・。
強烈な放射線を浴びると、いちばん最初にやられるのは頭の毛の根元の毛根細胞。これは人間の体の細胞のなかで一番元気がよくて、生命が強くて、細胞の分裂活動が早くて毛が伸びていくわけなので、反応もいちばん早い。そういうところが放射線で先にやられる。
 毛根細胞が強い放射線で瞬間に即死する。毛が毛穴に突ったっているだけで、下が離れている。それを触るから、毛がごっそり取れる。
 口の中が腐敗臭がするのは、白血球がなくなってしまうから。白血球はばい菌とたたかう兵隊だ。口の中に不断から雑菌がたくさんいる。白血球のほうが死んでしまっているから、瞬間に口の中の腐敗が始まる。
 子どもの細胞は発達が早いから、子どものほうがやられやすい。死ぬときには、血を吹く。内臓から出血したものが全部出てくる。
 これが急性放射能症の5つの特徴。高熱と出血と腐敗。それから紫斑、頭の毛が抜ける。これがみなそろうと、1時間たたないうちに死んでしまう。
 放射能は血液の止血能力を奪ってしまう。怖いのはストロンチウム。これは骨だけに沈着する性質があるから、骨に集まると、骨の側が放射性を帯びてしまう。骨の中のリンという分子が放射性リンに変わる。自分自身が放射線を出すようになる。骨の中で血液をつくっているわけだから、新しくできてくる本当に弱々しい造血幹細胞はみなやられてしまう。
 赤ん坊の死亡率は、核実験のあった年は上がっている。ある年に生まれた兵隊は粗暴で、しょっちゅう犯罪を起こす。その兵士が生まれた年は、必ず核実験があっている。
いちばん大切なことは、これから生まれてくる孫やひ孫が汚いところに生まれて生命がなくなっていくというのが、将来の日本にとっていちばんの心配だ。だから、孫やひ孫のために地球をきれいにして死んでください。
 これは肥田さんの呼びかけです。私も本当にそうだと思います。自分のためというのではありません。子や孫や、その子たちのために原発再稼働なんて、とんでもないと言う声を叫んでいくつもりです。それにしても安倍首相は原発再稼働に向けて突っ走ろうとしています。許せませんよね。
 いい本でした。わずか180頁の本ですが、いい装丁ですし、ずっしり重たい本でした。大久保先生、ありがとうございました。
(2013年2月刊。1400円+税)

ライファーズ

カテゴリー:アメリカ / 司法

著者  坂上 香 、 出版  みみず書房
私は見ていませんが、『ライファーズ』という映画があるそうです。
 ライファーズとは、無期拘禁刑渡河された受刑者のこと。2種類の無期刑がある。仮釈放のない絶対終身刑(LWOP)と、もう一つは仮釈放の可能性が残されたもの(LWP)。2002年には全米で12万のライファーズがいた。LWDPはその4分の1の3万人ほど。10年後の2011年にはライファーズは15万人に増えたものの、LWOPは4万人で、あまり増えてはいない。カリフォルニア州は全米でもっともライファーズが多く、2011年に3万2000人、全米の受刑者の2割にあたる。LWOPも4000人いる。
仮釈放があるといっても、現実に釈放されるライファーズは極端に少ない。
 この本は、そんなライファーズの回復・立ち直りを支援する地道な取り組みを紹介しています。
 アメリカでは「犯罪には厳しく」というスローガンのもと、1970年代半ばから厳罰化政策がうち出され、それが1980年代から90年代にかけての刑務所ブームともいえる状況を生み出した。1970年代半ばから顕著になった福祉「改革」と自己責任論、それらの結果として貧困層の犯罪化がある。
 「産獄(産業と刑務所)複合体」という用語まである。民間企業と国家が安全な労働確保するために、厳罰化政策を拡大した。アスベスト除去や炎天下での雑草除去作業などを刑務所が請け負うが、受刑者には最低賃金すら支払われなかったりする。有名ブランドの多くも、刑務所の安価な労働力をつかって法外な利益をあげている。
 1990年代半ば、刑務所の建設ラッシュとなった。1990年からの10年間で245もの刑務所、年平均で25件ほどが新設された。そして、アメリカは「監獄大国」となった、拘禁されている人は230万人。人口比では人口10万人あたり750人。日本は、その12分の1の60人ほど。しかも、保護観察や仮釈放中の人間を含めると720万人にも膨れあがる。これはスイスの全人口に匹敵する。
カリフォルニア州は監獄化のトップランナーである。2008年度の受刑者数は全米トップの17万3000人であり、テキサス州に次いで2倍だった。カリフォルニア州の矯正予算は教育予算を大幅に上回り、刑務所の職員は6万6000人である。
 過去30年間のうち、刑務所の数は3倍に増えた。ただし、監獄人口が激増しているからといって、犯罪も激増しているわけではない。1960年から1990年までの30年間の犯罪率は、フィンランド・ドイツ・アメリカの順番ですすんでいった。
 アメリカで刑務所人口が4倍に増えたといっても、アメリカの刑務所人口がもっとも顕著だった1980年代、犯罪の発生率は25%も低下した。
 受刑者の立ち直りのためにライファーズの力を借りた。終身刑のライファーズは刑務所というコミュニティで大きな影響力をもつ。
 母親が父親が刑務所に服役中の受刑者の子どもが、アメリカには少なくとも190万人から230万人はいる。その大半が10歳以下で、アメリカの43人の子どもに一人もしくは、
2.3%の子どもの親が刑務所に服役中の受刑者だ。
 刑務所問題は、受刑者本人の問題だけではなく、子どもの福祉に大きく関わってくる。さらに受刑者の3分の2あまりが非白人であることから、マイノリティにとって切実な問題であることが分かる。アフリカ系の子どもでは15人に1人、ラテン系では42人に1人、白人は111人に1人である。受刑者の子どもが共通して体験することとしては、経済的・物理的・精神的に不安定な生育環境、犯罪者の子どもという恥の意識、拒絶感、社会的・組織的偏見、サバイバーブバルト、虐待、親族への依存と負担、学業の不振や素行の問題があげられる。親が死刑囚の場合には、さらに深刻だ。
 アメリカの刑務所には、刑務所の掟と呼ばれる暗黙のルールが存在する。人種別のギャングが受刑者の生活を仕切っているため、人種が違えば「敵」になる。外のギャングと刑務所内はつながっていて、刑務所内の動きは外にも影響を及ぼす。その逆もまた、しかり、服役前にはギャングに所属していなかった者も、刑務所暮らしを生き延びるために巻き込まれてしまうことが多い。
日本の刑務所では、受刑者同士が自由に言葉を交わしたり、触れあうことが許されていない。誕生日も例外ではない。ひと言も言葉をかわすことなく、前を向いて黙々と誕生日の食事をとる。
アメリカの更生施設では、日常的に恥や屈辱的な思いをさせることは人を卑屈にさせ、人間的成長の妨げになると考えられている。罪に向きあうためにも日常的な会話や語りが奨励され、受刑者を孤立させない工夫が随所にあった。日本の刑務所とは正反対のアプローチである。
男性刑務所のなか、しかも重罪を犯した粗暴犯のいる場に、普段着の女性があたり前のようにしていて、受刑者と談笑し、受刑者のグループに混じって話をする。このように、アミティは、女性を積極的に雇用する。管理職に占める女性の割合も高い。
 自分の心を開いていくこと、それをどうやっていくのか、真剣な試みがアメリカでも続いていることがよく分かりました。受刑者の大半がいずれ社会に出てくることを考えたとき、このような取り組みが本当に必要だと、長く弁護士をしていて痛感します。
(2012年8月刊。2600円+税)

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