著者:杉田昭栄、出版社:集英社新書
わが家には、幸いなことに、カラスは来ません。ときどきカサカギ(カチガラス)がやって来る程度です。
カラスは人間の顔を覚え、カラスにいじわるすると必ず仕返しをします。著者が遊び心からエサにアルコールをまいていたら、駐車場のなかの著者の車だけがカラスの糞攻撃を受けたそうです。めったなことでカラスをいじめることはできません。
カラスの鼻はききませんが、目と脳はすごく働くのです。遊ぶのも得意です。スキー場やすべり台ですべって遊んだりしますし、線路や道路に物を置いて車や列車に割ってもらうのもカラスの得意とするところです。
カラスを狭いところに閉じこめておくと、ストレスから円形脱毛症にもなってしまうそうです。真っ黒な身体に似合わない、繊細な心の持ち主でもあります。
2004年7月1日


