「ほう!な話」

2018年10月10日

学校で法律を学びたい

▼Q 高校生です。模擬裁判の全国大会があると聞きましたが、何をするんですか。また、学校で法律を学ぶ場はないのでしょうか。

▼A 高校生模擬裁判選手権のことですね。日本弁護士連合会(日弁連)が毎年、全国各地で開催。今年は8月初めに4カ所で計26校が参加して行われました。

架空の刑事事件を題材に、高校生が検察官チームと弁護士チームに分かれ、有罪の主張と無罪の主張を闘わせます。事前に地元の弁護士が各校の生徒たちと事件を分析してポイントを探ったり、どうしたら説得力のある主張になるか検討を重ねたりします。

日弁連は、論理的な思考▽根拠や証拠に基づいた主張▽相手の言い分に対して根拠をもって反論する-といった法的な考え方を身に付けてほしいと、主に子ども向けの法教育を、学校の協力を得ながら進めています。選手権はその取り組みの一つです。

学校では、社会科などで法律について学びます。でも、もっと私たちの実生活に身近な法律も学んでほしいと、福岡県弁護士会は、弁護士を学校に派遣しています。本年度は150クラスに無料派遣。消費者教育、労働者を守る法的知識、いじめ予防、ネットトラブルなど、さまざまなテーマで実例を挙げながらお話しします。

2016年から選挙権年齢が20歳から18歳に、22年からは成人年齢も18歳に引き下げられます。子どものうちから法的な考え方を身に付けておく必要があります。これらの取り組みをぜひ活用してください。

西日本新聞 10月10日分掲載(八木大和)

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