「ほう!な話」

2017年5月31日

介護の外国人実習生は日本語を話せる?

▼Q 介護分野でも外国の方が技能実習生として働くようになるという報道を耳にしました。家族の介護の際、うまくコミュニケーションが取れるか不安です。

▼A 昨年新たな法律が成立し、外国人が日本で働きながら技術を習得する「外国人技能実習制度」に、介護分野が追加されることになりました。今年の11月に施行される見込みで、今後多くの外国人が、介護施設で働くことが予想されます。

介護分野の技能実習生の場合、日本語能力は特に重要になります。そこで介護分野固有の要件として、実習生は入国時に「基本的な日本語を理解することができる」程度の能力が求められます。2年目には「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる」程度の能力が必要とされます。国も日本語学習の環境整備を支援する方針です。

一方で、技能実習制度は、国内の人手不足を補う安価な労働力の確保に利用されるケースもあり、労働関係法令の違反や人権侵害が生じているのが現状です。

そこで国は新たに、不正を監視し実習生の保護を図る外国人技能実習機構を設立することにしました。

介護分野では、外国人が日本語を習得することも実習内容です。技能実習が適切に行われていないと思われる場合や、人権侵害を疑わせる事情を見聞きしたときは、新設された外国人技能実習機構に相談されてみてはいかがでしょうか。

西日本新聞 5月31日分掲載(藤村英明)

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