「ほう!な話」

2018年1月17日

万引した子どもに何を話す?

▼Q 子どもが万引をしてしまいました。親として、子どもにどういった話をしたらよいでしょうか。

▼A まずは、なぜ万引してしまったのか、よく話を聞く必要があります。その際、これまでお子さんと十分にコミュニケーションが取れていたのか、親子の関わり方をしっかり見直すことが必要です。一方的に叱ることだけはやめてください。

単に犯罪だからいけないと伝えるだけでなく、万引被害について具体的に話ができると良いと思います。

たとえば、万引の被害金を店側が取り戻すためには、経費などを考慮すると、盗んだ物の数倍の額の商品を売り上げなければならないこと、お店は防犯カメラ設置などの対策を考えねばならなくなること、といった内容です。このような話をすることでお子さんの反省も深まることが期待できます。ただ、こうした話をうまくできるか不安があるという保護者も多いと思います。そうした方に知ってほしいのが法教育です。

法教育は、法律の細かい知識を一方的に教えるのではなく、子どもに自ら考えてもらった上で、法の見方、考え方を身に付けてもらうものです。子どもが何か間違いを犯したとしても自ら反省すること、そもそも犯罪をしないことにつながります。

福岡県弁護士会は、学校に弁護士が出向く出前授業、身近な問題を子どもと一緒に考える「ジュニアロースクール」など法教育の取り組みを進めています。問い合わせは、092(741)6416。

西日本新聞 1月17日分掲載(山室卓也)

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