会長日記

2020年5月1日

会長 多川 一成(41期)

皆さま、こんにちは。

◆ あいさつ回りの中止

例年であれば、新執行部は、3月下旬から4月にかけて、県内150か所以上の組織を訪問し、そのトップにご挨拶します。しかし、今年は3月27日(金)時点で新型コロナウィルスの国内感染者(確認例)が1384人(クルーズ船の乗船者を除く)、福岡県でも12名となり、毎年5月3日、4日に実施される博多どんたく港まつりのパレードも中止になるとのニュースが出たため、裁判所、検察庁を除いて、これ以降のあいさつ回りはすべて中止することにしました。

弁護士会を広くアピールすることができなかったのは大変残念でしたが、福岡地裁所長とは民事裁判手続IT化について、福岡家裁では家事事件の特色等について、短い時間ながら意見を交わすことができました。

◆ 就任初日からの新型コロナ感染症対策

4月1日(水)に正式に弁護士会会長に就任し、午前9時から弁護士会館で、午前10時から天神弁護士センターで職員と対面し朝礼を行いましたが、その後まず執行部として手がけたことは、当会が運営する法律相談センターの相談を、面談相談から電話相談に切り替えることでした。面談相談は、ほとんどが密閉したスペースの中で相談者と弁護士が対面して30分ほど対話することになるため、感染しやすい条件が整っているといえます。そのため小規模クラスターを回避するためにも、面談相談を電話相談に切り替えることが急務だと考えました。

法律相談センターを運営する委員会の皆様が迅速に対応してくれたことにより、当会が主催する福岡地区の法律相談の大半は、4月6日(月)から電話相談に切り替えることができました。

◆ 緊急事態宣言下の対応

その後、新型コロナウィルス感染者(確認例)は、4月7日(火)には全国で4078人(福岡県は176人)になり、この日政府は緊急事態宣言を出すことを表明しました(効力発生は4月8日午前0時)。

緊急事態宣言が効力を発した時点で、裁判所も感染拡大防止を目的として徹底した措置をとることを決めたようで、4月8日(水)から係属中の裁判の大半が期日取消しになり、次回期日は追って指定されることになりました。この日に日弁連もほとんどの業務を停止しました。

こうした状況の中で、当会としても感染拡大防止のためにさらに踏み込んだ対策をとることとし、4月10日(金)、緊急対策本部準備会を開催し、同日中に「緊急事態宣言下における業務に関する措置の概要」を取りまとめ、4月13日(月)から弁護士会の業務を縮小することにしました(お知らせ参照:福岡県弁護士会 業務時間の短縮について(10時~16時))。

◆ 感染の収束を

3月26日(木)に開始した電話相談「新型コロナ110番」には開始以来多くの相談が寄せられています。

4月28日時点で新型コロナウィルス感染者(確認例)は、全国で1万3614人(福岡県は621人)となっています。今後一刻も早く感染が収束することを願ってやみません。

福岡県弁護士会 会長日記 2020年5月1日