会長日記

2020年3月1日

会長 山口 雅司(43期)

◆新型コロナウイルス感染症への対応につきまして

皆さん、こんにちは。

現在、日本国内だけでなく、世界で新型コロナウイルス感染症の感染が広がりを見せています。当会も、福岡市内の感染者の発表を受け、国や自治体の対応や状況を見極めて対策にあたっています。市民のみなさま対象のイベントや相談会なども中止・延期せざるを得ないものもあり、ご迷惑をおかけしておりますが、ご了承のほどよろしくお願いします。

◆「福岡・釜山フォーラム」への参加

2月15日、「福岡・釜山フォーラム」の会議参加のために韓国の釜山市を訪れました。

「福岡・釜山フォーラム」は、2006年(平成18年)9月、福岡市と釜山市の産学界リーダーによる提言機関として設立された会議であり、以後、両市において交互に会議が開催され、福岡県弁護士会は2011年(平成23年)から参加しています。昨年は、日韓関係の問題があったために延期されていましたが、ようやく開催にこぎ着けました。

会議では、両国の少子高齢化問題や、海峡をまたいだ産業・経済圏に関する報告などが行われています。民間団体としての交流会ではありますが、在釜山日本国総領事が参加され、懇親会には釜山市長も参加されるなど、関心と期待の高さがうかがえます。

福岡市と釜山市とは飛行機で1時間弱、地理的な距離は福岡市と広島市との距離くらいであり、海を隔てた外国とはいえ非常に近い存在です。両地域の交流や協力は不可避であると思います。

◆弁護士会どうしの国際交流

弁護士会間の交流として、当会は、釜山地方弁護士会および大連律師会との定期的な交流を継続しています。

福岡県弁護士会と釜山地方弁護士会とは、1990年(平成2年)3月、「両会の繁栄と変わらない友情を期し・・・法律問題等のテーマについて、相協力して研究・討論並びに情報交流を行うとともに、これを通じて、相互理解と親善を図」ることとして、交流に関する合意書を結びました。

以後、毎年、交互に訪問団を結成して訪問し合い、昨年は福岡市において開催しました。今年は交流開始から30周年の節目となります。

また、福岡県弁護士会と中国の大連市律師協会との交流は、1992年(平成4年)に遡り、2010年(平成22年)の正式な交流提携調印を経て、日中両国の法制度に関する実務的な報告や意見交換を行ってきました。

大連律師会との間でも、毎年両市の間で交互に交流会を開催しており、昨年は大連市にて開催しました。

◆領事館との交流

福岡市内には、アメリカ合衆国領事館、中華人民共和国領事館、大韓民国領事館、台北駐福岡弁事処、タイ王国領事館、ベトナム社会主義共和国領事館があります。ほかにも、日本人の名誉領事を置く名誉領事館も相当数ありますし、福岡県や民間の国際交流センターなどを含めると、福岡には多くの国との交流拠点があります。

福岡県弁護士会は、各国領事館には毎年挨拶に赴いており、昨年春の訪問時には、領事館側からは自国の居住者や観光旅行者のトラブルへの対応、当会からは通訳者が必要となったときの協力などについて協議しました。このような関係性から、領事館からは各国の記念日企画などへの招待をいただき、弁護士会から参加しています。

◆弁護士・弁護士会の「国際化」

福岡県には、多くの外国人旅行者が訪れるだけではなく、就労や留学などで居住する外国人も増えています。

国境を越えた人の行き来や情報の行き来は当たり前の時代であり、当会は市民や企業からの要望に応えきれていない部分が数多くあります。弁護士・弁護士会として発展の余地が非常に大きい分野であり、今後のネットワーク作りが必要だと考えています。

福岡県弁護士会 会長日記 2020年3月1日