会長日記

2017年5月18日 4月前半の活動

会長 作間 功(40期)

(今回の会長日記は、福岡県弁護士会の会員向けに発行される月報5月号に掲載された会長日記を転載しております。)

今年度が始まり、早や1カ月半。4月1日(土)に第1回常議員会が開催され、引き続き福岡部会の花見、翌週3日(月)から、年度当初の恒例の大仕事である挨拶回り、そして県弁委員会、日弁連理事会への出席、という具合です。

◆執行部の挨拶廻り

毎年、新執行部は3月、4月に挨拶回りを行います(執行部の任期は4月1日からなのですが、4月以後の業務量軽減のため、3月から挨拶回りを始めるのです)。裁判所・検察庁でも、企業でも、着任するときは挨拶にいらっしゃいますので、弁護士会が、日ごろお付き合いのあるところにご挨拶に行くのは、当然のことではありますが、1年任期で執行部全員が刷新しますので、毎年訪問することと相なります。相手方によっては、「またですか」というお気持ちにもなろうかとは思い、気が引けるところはありますが、厚かましく、訪問させていただいています。やはり、弁護士・弁護士会のことを思い出していただくために必要だと考えるからです。
今年の訪問先は、例年より多く、159カ所。その理由は、地元選出の国会議員の先生方に、司法修習生に対する新たな給付金制度の創設の件で大変お世話になったからです。国会会期中でご不在であるのは承知の上で、御礼を申し上げるためにご挨拶に伺った分、増えたのでした。

◆県弁委員会への出席

そうこうするうちに、年度第1回の各種委員会が開催されはじめます。会長は、第1回の委員会には出席し、皆様に日頃の会務活動への御礼とお願いをしなければなりませんが、挨拶回りの合間を縫っての出席となりますし、委員会が幾つも重なっていることも珍しくありません。したがいまして、スケジュール上、出席できない委員会が頻発することとなります。どの委員会も重要であるのは当然で、欠席してしまった委員会を軽視しているわけでは決してありません。ご理解をたまわりたいと思います。

◆日弁連理事会と日弁連副会長就任披露

13日と14日の両日午前から夕方まで、第1回日弁連理事会が日弁連会館17階にて開催されました。執行部側は、会長・副会長・総長が15名、次長が7名、総勢22名、これに対し、理事は71名。県弁の常議員会と同じで、執行部側と理事とが正対して着席します。配布資料は、事前・当日分含め高さ8.5センチで、次回からはその〇倍と脅されました。定型の議決事項は、超スピードで処理。そうでないと実質審理事項が議論できないためと思われましたが、会長・総長の個性によるのかもしれません。議場内は熱気むんむんで暑苦しく、日頃の物ぐさぶりが奏功し、カバン内に6年前にもらった扇子を見つけ、ひとり扇いでおりました。

初日の夕方から日弁副会長の披露宴が会館2階クレオで開催され、出席してみました。初めての出席でありましたが、大盛況で、昨年の出席者は347名だったものが、今年は450名とのことでした。寺田最高裁長官は急用のためご欠席でしたが、多くの最高裁判事、東京高裁長官、検事総長などのご歴々がご出席されていました。衆参国会議員も36名が出席、金田法務大臣も祝辞を述べられましたが、弁護士でもある稲田防衛大臣は見かけませんでした。個人的には、福岡地裁在職中、子どもが同じ幼稚園だった裁判官や、最高検から転じ現在消費者庁長官に就任された元弁護士の方にも再会し、懐かしい気分に浸ることができました。