福岡県弁護士会 裁判員制度blog

2007年10月22日

裁判官と裁判員の着席位置

 最新の『季刊・刑事弁護』(52号)に、裁判員裁判のもとでの活発な評議を保障するために、その着席位置も大切だという指摘がなされています。なるほど、と思いましたので、紹介します。(な)
○ 大阪では裁判官と裁判員が交互に座るという方式でした。
○ 東京もそうでした。
○ 千葉も今はそうです。
○ 京都も今はそうです。前は裁判官3人がホワイトボードの前に並ぶ従来型でしたが、6月のときは、裁判員1、裁判長、裁判員2、同3、右陪席、裁判員4、同5、左陪席、裁判員6の順番でした。
○ 座る位置というのは非常に重要で、裁判員と裁判官が交互に座って、裁判官チームが一緒になって座るのは避けたほうがいい。
○ 裁判官が3人揃って座って、そして右も左も黙っているというのは、意見を言わないけど明確にこちらは「裁判官チーム」だと裁判員に示していることになる。

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