福岡県弁護士会からのお知らせ

2015年1月 5日

シンポジウム「自死をなくすために~生きぬく知恵をともに考える~」

シンポジウム・講演会など


さて、年間3万人前後にものぼる自死への対策強化が叫ばれるなか、福岡県弁護士会では、2012年より自死遺族のための法律相談を開始し、さらに、2013年12月からは、自死問題支援者からの相談申し込みに対する電話による法律相談を開始いたしました。その後、両相談制度の利用実績は、少しずつではございますが着実に成果を上げて参りました。

つきましては、当会では、これらの福岡県弁護士会における取り組みを広く市民の皆さまに知っていただき、また、自死問題対策に取り組む弁護士、支援者のみならず、一般市民の方々をも含めて知識の涵養やネットワーク構築の基礎とすべく、下記のとおり、2015年2月7日(土)午後にシンポジウム・講演会を予定しております。

本年は、シンポジウムのメインに、著名な小説家である平野啓一郎氏をお招きしました。
芥川賞作家であり多数の著作がある平野氏は、近年、自殺者を主人公にした長編小説『空白を満たしなさい』(講談社)や、生きづらい現代社会に対応するための処方箋を提案した『私とは何か「個人」から「分人」へ』(講談社現代新書)などの作品を発表し、自死問題についても積極的に情報発信しておられます。
ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。


              記


日時:2015年2月7日(土)13時30分~16時30分(13時開場)


場所:天神ビル11階10号会議室(福岡市中央区天神2-12-1)


基調講演講師:平野 啓一郎氏(小説家)


講師略歴:1975年愛知県生まれ。少年時代を北九州市で過ごす。1999年に京都大学法学部在学中に発表した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。『決壊』で平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞。そのほか数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。最近は、自殺者を主人公にした長編小説『空白を満たしなさい』(講談社)や、生きづらい現代社会に対応するための処方箋を提案した『私とは何か「個人」から「分人」へ』(講談社現代新書)などの作品を発表し、注目を集めている。近著に小説『透明な迷宮』、エッセイ&対談集『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』がある。


※申込不要、入場無料


シンポジウム「自死をなくすために~生きぬく知恵をともに考える~」

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