福岡県弁護士会 裁判員制度blog

2010年3月25日

裁判員裁判の傍聴記(その10)


 2月末にあった裁判員裁判を傍聴しました。これは弁護士会のモニターに応募したものです。
 裁判員裁判については、これまでのところ全件が報道されています。初めのころのように傍聴希望者が殺到して傍聴整理券が発行されることはなくなりましたが、それは公判日の予告が一般にはなされないことも大きいと思います。
 ところで、私が傍聴した裁判員裁判は、新聞によると、裁判の前日にあった裁判員裁判の選任手続に、出席義務のある33人のうち28人が裁判所に出席したとのことです。出席率は85%です。これは大変な高率だと思います。
 ヒナ壇に座った男女各3人の計6人の裁判員は生まれて初めて、今後まず経験することはありえないというなかで、大変真剣に聞いていました。
 やはり日本人って、真面目なんだなあと、つくづく思いました。
 裁判員になりたくはないけれど、あたったからには呼ばれたら出ていくし、選ばれたら、それなりに尽くそうというのが一般の日本人の感覚ではないでしょうか。
 裁判に市民が加わることによってもたらされる裁判の緊張感は、日本の刑事裁判を大きく変えていくものだと私は確信しています。 (な)

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