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中小企業法律支援センターだより わたしが起業?!夢をカタチにする秘訣、教えます! 『女性新ビジネス応援セミナー』

カテゴリー:月報記事

中小企業法律支援センター委員 芳 賀 由 紀 子(63期)

平成28年1月19日(火)午後5時から、福岡市中央区天神のアクロス福岡円形ホールにおいて、福岡県弁護士会、日本弁護士連合会及び日本政策投資銀行主催、九州弁護士連合会共催の「女性新ビジネス応援セミナー」が開催されましたので、ご報告いたします。

1 はじめに

昨年度、日弁連が日本政策投資銀行(以下「DBJ」といいます。)との共催で「女性起業家のためのリーガル実践講座」を開催したところ、好評を得たことから、DBJより、東京だけでなく地方でも女性企業家のためのイベントを開催できないかとの提案がありました。

女性の新たな視点によるビジネスが日本の新たな市場の創出と社会変革の原動力として求められている中、弁護士会が女性起業家を法的側面から応援する意義は大きく、また、福岡の地において女性起業家のためのイベントを開催することは、中小企業法律支援センターを設置して地域の経済発展を支える中小企業を法的にサポートする当会の活動にも合致することから、今回のセミナー実現に至ったものです。

はじめに、当会の徳永響副会長より開会の挨拶を行い、その後基調講演へと進みました。

2 女性起業家による基調講演
(1) 株式会社BBStoneデザイン心理学研究所
  代表取締役 日比野好恵さん

最初にお話しいただいたのは、日比野社長です。日比野社長は、福岡県直方市のご出身とのことで、福岡にゆかりのある方の講演に参加者も興味深く耳を傾けていました。

日比野社長は、外資系企業勤務を経て起業し、「技術の進歩が弱者を置き去りにしてはいないか」との思いから、株式会社BBStoneデザイン心理学研究所を設立したとのことでした。デザイン心理学という言葉は、私も今回初めて耳にしたのですが、今まで主観的でしかなかったデザインの見やすさ、安全性、使いやすさ、印象などを、心理学・工学の視点から客観的に評価・測定する日本初の技術だそうです。

日比野社長は、「薬剤の取り違え」に心を痛め、医療事故をなくすという社会問題への取り組みからスタートし、デザイン心理学という観点から、今までにない様々なチャレンジを大企業とともに実践されており、大変興味深かったです。誰もが使いやすく、見やすく、間違いを起こしにくく、しかも心地よいデザインという観点から、銀行で隣の人の相談の声を聞こえにくくするという「音と光のパーティション(特許出願中)」を取り入れた話や、ダイキンと共同開発した一目でわかるリモコンの話は、デザイン心理学という通常とは異なる観点から鋭く切り込んだからこそ生まれた製品等が具体的にイメージでき、よく分かりました。そして、「人は見ているようで実は見ていない」「第一印象がすべてを決める」「言葉で語れない部分を数値化する」という話など、はっとさせられるエピソードがいろいろとありました。

日比野社長のビジネスは、千葉大学工学部初のベンチャーとして認定され、千葉大学工学部デザイン心理学研究室が発信する日本初の技術として、大学の研究を世の中に還元し、ビジネスとして息を吹き込むという新たなローモデルとなっているそうです。

(2) 株式会社アトラステクノサービス
  代表取締役 鯛かおるさん

次にお話しいただいたのは、鯛社長です。鯛社長は、短大を卒業後、入社した会社がバブル崩壊、阪神淡路大震災で経営危機に陥り、借金取りの電話対応に四苦八苦するなど大変な経験をされながら、会社の濾過(ろか)装置技術を残したいという強い想いから、一社員でありながらEBOで経営権を取得し、1997年に起業・創業するというパワフルな経歴の持ち主です。

技術開発を得意とする濾過(ろか)装置メーカーとして、その開発・製造で培った経験やノウハウをはじめ、先進のテクノロジーを生かした製品を提供し続けることで、地球環境の未来に明るいビジョンを描くという理念のもと、国内外の食品業界や機械工業会での品質向上に貢献する事業を行うと同時に、真空フライ技術と、栄養士、フードコーディネーター、認定農家等の食のスキルを融合させ、特産加工品の商品開発、加工技術の教育事業も行うなど幅広く活動されている話に参加者も非常に刺激を受けていました。

現在、九州地方限定で発売されている東洋水産の「マルちゃん バリうまごぼう天うどん」のごぼう天は株式会社アトラステクノサービスの真空フライヤー技術を使ったものだとのことです。また、現在、福岡県糸島市の食材を使った新しい試みを地元の会社と一緒にチャレンジしているそうです。

講演では、成功談だけではなく、様々な課題に直面したとき、どのような心持ちで、どのような視点や工夫で乗り越えたのか赤裸々にお話しいただき、数々の危機を乗り越えて、現在の鯛様のご活躍があるという現実は、参加者にとって心強いエールとなったようでした。

また、法律的な問題が発生するということは真の企業に育っている証拠であり、契約が重要であるという点を失敗談とともにお話しいただき、私ども弁護士の思いを代弁していただけたことは、ありがたいことでした。

3 「DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」のご案内(日本政策投資銀行)

DBJから、「第5回女性新ビジネスプランコンペティション」の概要説明がありました。

DBJでは、革新性や事業性に優れ、発展可能性の高い新ビジネス(開始5年以内である事業(第二創業を含む))を対象に、女性新ビジネスプランコンペティションを実施し、受賞者には、最大1000万円の事業奨励金を支給するとともに、外部の起業経験者や各種知見を有する方々と連携したサポート体制により、起業ノウハウのアドバイス等、計画実施のための事後支援が受けられるということでした。非常に魅力的なコンペティションに参加者も興味津々でした。

4 弁護士によるお役立ちセミナー(平田えり先生)

最後に、中小企業法律支援センター事務局次長の平田えり会員に「これだけは押さえておきたい!~スタートアップの法務と実務~」というテーマでお話しいただきました。

まず、資本政策という観点から、「仲間と共同で法人設立した場合の株式はどうする?」という具体的な問いかけから、会社法のルールを簡単に説明してもらい、創業者のうち誰かが敵に回ってしまっても、リーダーが会社の重要事項を決定できるように、リーダーが最低でも51%、できれば67%以上の株式を保有しておくことが望ましい旨の説明がありました。

次に、ビジネスモデルの適法性の観点から、法規制に抵触しないか(適法性)、違法行為に利用されないか(適法利用性)、紛争が生じやすいモデルではないか(非紛争性)など、具体例を交えて分かりやすい説明がありました。

また、サービス・商品の名称という観点から、実際のトラブル事例を用いて、商標法や不正競争防止法の説明がありました。

次に、契約書作成のコツという観点から、契約書のイロハについて学びました。取引中及び取引停止時に発生するおそれのあるトラブルについて想像力を働かせて、契約の内容を見ることが大事であり、全員にとっていい契約書はなく、立場によって注意すべき点は異なるという説明に参加者も深くうなずいていました。

最後に、広告規制の観点から、とくに景品表示法を中心に、優良誤認表示、有利誤認表示、その他誤認されるおそれのある表示について、具体的な事例をもとに、広告していいこと、悪いことについて分かりやすい説明があり、参加者からも「広告についてよく分かった。」「こんなに注意するべきだったなんて知らなかった。」といった反響がありました。

平田会員の説明はとても分かりやすく、参加者も身近なところに法律問題があることがよく分かったようでした。弁護士は「敷居が高い」「怖そうだ」「お金がたくさんかかる」「私には必要ない」といったイメージを持たれがちですが、平田会員の親しみやすい人柄もあってか、交流会では「弁護士って話しやすくて安心しました。」との声をたくさんいただき、弁護士が、身近で頼りになる存在であることに気づいてもらえたようでした。

5 さいごに

セミナー当日は、福岡とは思えない空前の雪と強風という大きな壁が立ちはだかり、成功を祈って必死に準備を進めてきた私たちは奈落の底に突き落とされるほどの衝撃を受けました。ところが、ふたを開けてみると50名近くの参加者が、足もとの悪い中、意欲的に参加してくださり、セミナーは大盛況のうちに幕を閉じました。

これもセミナーの趣旨にご賛同いただき、周知活動にご協力いただいた関係機関・団体の皆様のおかげと心より感謝しています。

セミナーの参加者からは「新しい発見があった。」「独立起業に際して、こんなに沢山のバックアップ体制があるなんて知らなかった。」「もっと、知識を得たい。」「また、セミナーをやってほしい。」などのうれしい声をいただきました。

社会では、弁護士による法的支援が十分に行き渡らず、リスク管理が不十分であるがゆえにトラブルに巻き込まれる中小企業があとを絶ちません。中小企業法律支援センターでは、中小企業経営者に、弁護士をもっと身近に感じ、気軽に相談してもらえるきっかけになるようなセミナーを今後も継続して企画・開催していきたいと考えています。

「成年後見の実務」研修 ~新規登録会員や若手会員対象として~

カテゴリー:月報記事

会 員 吉 原 育 子(64期)

1 はじめに

平成28年1月27日、「成年後見の実務」研修が行われましたので、ご報告いたします。参加者は65期から68期の方が多かったようです。

2 最高裁判所企画・作成のDVDの放映

最初にDVDを放映しました。40分弱のDVDです。後見制度支援信託についての説明もあり、コンパクトで大変分かりやすかったです。同じ内容ものが、最高裁のHPから動画で閲覧できますのでお勧めです。

3 「成年後見の実務~申立手続編~」(永田一志先生ご講義)

後見・保佐・補助のどの類型に該当するかの判断ですが、福岡家庭裁判所のHP「診断書付票」の書式の説明が非常に分かりやすいとのことでした。もっとも、最終的にはお医者様の診断書に基づくことになります。また、昨今、申立件数が増加してきています。早めに審問の予約をすることが肝要です。

後見相当の方の「本人申立」をする際ですが、永田先生が個人的に使っておられる判断の物差しは、「後見制度」は理解できないが、(1)誰かに助けてもらいたいということは分かる(2)委任状に名前が書ける(3)申立代理人である弁護士のことは分かる、の3点で判断されているとのことでした。なお、後見相当の方の「本人申立」をされる際は、法テラスとの契約能力との関係で民事扶助制度が利用できません。この点も注意です。

4 「成年後見の実務」~成年後見就任後の職務等~(岡田武志先生ご講義)

折しも、福岡で数十年ぶりの大雪が降って数日後の研修でした。冒頭に岡田先生より、お住まいの地域が断水になったお話、そのお話の流れから、後見人の職務は生活に関わる内容も多いので、いきいきセンター、役所、ケアマネージャー等とこまめに連絡を取ることが大事であるとのお話がありました。

就任後は、財産管理や裁判所への財産報告を行うことがメインになってくるとのことで、やはりこの辺りのお話が一番耳に止まりました。日々の出納については、「後見人業務経過表」などと題してエクセルで適宜つけておくことが大事とのことです。新たに口座を作る場合でも、口座の名義は絶対に後見人の個人の名前では作らないように、口座を作った場合は福岡県弁護士会の預かり金規定に従い届け出るようにとのことです。現在の家裁の運用では、流動資産が一定額ある場合(1200万円以上が目安)は、原則として、後見制度支援信託の利用が検討される事案となりますので依頼者の方へのご説明にも注意が必要です。
いざ就任してみると判断に迷うこともあります。処理に迷うときは家裁のHPのQ&Aを見たり、先輩弁護士に相談しましょう!とのことです。盛りだくさんで大変勉強になった研修でした。

憲法リレーエッセイ

カテゴリー:憲法リレーエッセイ

会 員 井 芹 美 瑛(67期)

1 はじめに

あっという間に弁護士1年目が終わり、弁護士2年目を迎えました。今回憲法リレーエッセイを担当することとなり、この1年私が取り組んできた憲法に関する活動について振り返りたいと思います。

2 憲法委員会への委嘱

私は、最初の委員会委嘱で憲法委員会に委嘱されました。最初はただ議論を聞いているだけの状態で委員会に出席しており、勉強して議論についていかなきゃ!ということから私と憲法との関わりが始まりました。

3 街頭宣伝と市民集会への参加

私が委員会に参加し始めた当初、委員会では6月13日に開催される弁護士会主催の市民集会の準備の最中でした。集会の成功に向けて、執行部や委員会の先生が街頭に出てちらしを配り、集会への参加を呼びかけていらっしゃいました。私もちらしを配っていたところ、急遽マイクを持って話をすることになりました。恥ずかしながら、緊張し過ぎた私は、ちらしに書いてある内容を読み上げることしかできませんでした。

集会当日は一参加者として家族と一緒に参加しました。始めて憲法集会に参加したのですが、市民会館が満員になるほど人が集まっており、集会後のパレードの参加者も多く、多くの市民の方々が安保法に反対しているのだと実感しました。

4 立憲デモクラシーの会のパネリスト

2015年11月29日、憲法学・政治学などの学者の方々が主体となって立ち上げた立憲デモクラシーの会が開催したシンポジウムで、私がパネリストの1人として参加することになりました。まさか私が憲法や安保法について沢山の人の前で話すとは思っていませんでしたので、何日も前から緊張して仕方ありませんでした。シンポジウムは斉藤芳朗会長の開会の挨拶から始まり、憲法学の阪口正二郎先生(一橋大学)、政治学の中野晃一先生(上智大学)の講演と進み、パネルディスカッションの時間になりました。私は不安と緊張でお腹が痛くて仕方なかったのですが、一緒にパネリストとして参加した当会会員の村井正昭先生や、安保関連法に反対するママの会@福岡の宮下彩さん、Fukuoka Youth Movementの熊川果穂さんに助けられ、福岡で取り組んでいる安保法制反対運動について報告し、今後どのような取り組みができるか議論をしました。ママの会の宮下さんや、FYMの熊川さんは、これまで特別政治に関心があったわけではないけれど、集団的自衛権行使を容認する閣議決定がなされたことを受けて、何か行動しないといけない!と考えて行動を始めたとのことで、とても熱い気持ちを持って積極的に行動されています。ママの会は、「だれの子どももころさせない。」というスローガンで、安保法制反対運動に取り組み、ママたちが自分たちの問題だと考えて活動を始め、今では街頭に立つことが日常の一部になっているそうです。また、FYMの学生達も戦争に行くのは自分たちかもしれない、自分の友達や恋人など身近な人かもしれない、と自分自身の問題だと捉えて、後悔しないために今、行動しているそうです。安保法制が成立してしまって意気消沈している場合ではない、大事なのは可決されても使用させないこと、そして廃案に向けての行動が必要であって、そのためには一人一人が声を挙げていくことが必要なんだ、ということを再確認する場となり、私もとても刺激を受けました。

5 さいごに

2015年12月17日、弁護士会主催で安保法に反対する市民集会を開催し、その際は準備段階から関わることができました。また、現在も3月19日(安保法成立から半年)に福岡県弁護士会主催での企画の準備が進んでいるところです。最初はただ参加しているだけで何の力にもなれませんでしたが、徐々に企画から携わることができるようになり、まだまだ勉強中ですが少しずつでも成長しているのかな、と自分で考えたりしています。

この1年、憲法問題に取り組んできて、今、憲法、立憲主義が直面している問題について、自分の中で考え、行動していくことが必要なんだと感じています。これは弁護士として法に携わっている以上、避けてはいけないことだと考えています。これからも私に出来ることは小さなことだと思いますが、一弁護士として、そして弁護士会の会員として、市民の方々と一緒になって行動していきたいと考えています。

あさかぜ基金だより

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弁護士法人あさかぜ基金法律事務所 弁護士 服部 晴彦(68期)

1 自己紹介

平成27年12月にあさかぜ基金法律事務所に入所しました、所員弁護士の服部晴彦です。実務修習(68期)は出身地の佐賀でした。

以下、私のこれまでの経歴とあさかぜ基金法律事務所を志望しました理由について話します。

私は、佐賀県の東部で生まれ、地元の高校を出た後、進学した大学では政治学を専攻していました。大学を卒業した後、国家公務員として関東で勤務することになりました。

国家公務員として、訟務業務、すなわち、国を当事者とする訴訟に関する業務を担当したことが法律家を目ざそうと思ったきっかけです。訟務では、裁判官や検事出身の訟務検事が主張書面の起案などの訴訟活動を進め、訟務官や事務官が事務方として、書面の提出、証拠の整理、他省庁との折衝などを行います。私は、事務官として、福岡高裁管内の行政事件を担当していましたが、大学では法律を専門的に学んでいなかったので、日々の業務をこなすのに大変苦労しました。しかし、業務を通じて裁判・司法が生活に密接に関わっていることを実感し、法律家として訴訟に携わりたいと思うようになりました。

退職して法曹を目指すのには勇気が要りましたが、一度きりの人生なのでやるだけやってみようと、法科大学院試験に合格したのを機に退職し、佐賀県の実家から福岡市箱崎にある九州大学法科大学院に入学しました。そして、平成26年の司法試験で合格できました。

平成26年の夏に司法試験受験生向けの実務演習講座に参加したところ、その懇親会で所員弁護士の青木一愛弁護士(65期)からあさかぜ基金法律事務所が司法過疎地域に赴任する弁護士の養成事務所であることを聞きました。また、同年11月に修習生向けの合同事務所説明会で中嶽弁護士、西村弁護士から、あさかぜ基金法律事務所の詳しい説明を受けました。

これまで司法の手が届かなかった地域に、弁護士を派遣して司法サービスを受けられるようにするというあさかぜ基金法律事務所の設立趣旨に感動を覚え、弁護士過疎地域で弁護士として働きたいと思うようになりました。また、地元の九州で働きたいとの思いもありました。

あさかぜ基金法律事務所ならば、弁護士過疎地域で働くための経験・能力を身につけることができる、自分の進路の希望と合致すると思い、選考・面接を受け、縁あって入所することになりました。ロースクール生時代を過ごした福岡で働くことができてうれしく思います。

2 あさかぜ基金法律事務所の紹介と近況報告

あさかぜ基金法律事務所は、ご承知のとおり、司法過疎・偏在問題に関して、若手の弁護士を養成、派遣することを目的として、設立された法律事務所です。所員弁護士は、1年半から2年程度の養成期間を経て、九弁連管内の弁護士過疎地域に赴任します。

設立当初からの赴任実績は、ひまわり公設事務所(対馬3名、壱岐2名、西都、島原中央、小林各1名)、法テラス事務所(高森、指宿、五島、徳之島、壱岐各1名)、独立開業2名(福岡県大川市、熊本県人吉市各1名)、合計15名の弁護士が赴任あるいは独立開業しています。

あさかぜ基金法律事務所では、平成27年12月を持ちまして、中嶽修平弁護士(66期)が退所し、九州弁護士会連合会のご了解を得て、平成28年1月より、熊本県人吉市で独立開業することになりました。人吉市は、人口約3万4000人、鹿児島県との県境に位置し、球磨川が流れる自然豊かな街ですが、開業している弁護士は2名で、熊本県内では最も対人口比で弁護士人数が少ない弁護士過疎地域です。

私は、入所の時期の関係でわずか1週間という短い期間でしたが、中嶽弁護士と一緒に働くことができ、その温かい人柄や仕事への熱心な姿勢に触れることができました。奥様とともに二人三脚で事務所をやっていくとのことですが、新天地においても活躍されるものと確信しています。

あさかぜ基金法律事務所は、平成28年1月現在で、66期1名、67期2名、68期1名の4名の所員弁護士が在籍しており、68期はあと1名が2月に入所予定です。

3 おわりに

あさかぜ基金法律事務所は、管理委員会、運営委員会の委員の皆さま、指導担当・あさかぜ応援団など、さまざまな支援・協力を受けて、弁護士養成、事務所運営を進めています。今後とも福岡県弁護士会会員の皆様の支援をいただきつつ、これに甘えることなく、所員一同、精進していく所存です。引き続きのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

対外広報委員会だより パックン!きょろぱく KBCテレビ番組「聞かせて!本当にあった”争族”話」に出演しました♪

カテゴリー:月報記事

委 員 春 田 久 美 子(48期)

今回は、テレビ局(KBC)のバンセン用ミニ番組に出演したときの裏話の巻!です・・・。

ん?バンセンって?・・・そうそう、番宣、つまり番組の宣伝のことです(ギョーカイの人って、短縮するとか逆さまにするとか本当にお好きですよね~~)。

対外広報委員会では、テレビやラジオに当会の法律相談センターをPRするためのCMを有料で流していますが、局側から、その”おまけ”つまりパブリシティとして様々な番組に登場させてもらえる枠をいただいています。今回はそのパブリシティとは別に、急遽、執行部のもとに誰か出演してくれる弁護士さんはいませんか~との連絡があった、とのことで対外広報委員会に話が回ってきて・・・という経緯で出演することになったのです。

宣伝する番組はテレビ朝日の『遺産争族』。伊東四朗さん演じる大企業の社長さんの遺産を狙って家族が争族に・・・という怖~い(?!)番組です。主演は、あの!ゲゲゲの女房に出ていたのが好きだった♥向井理さん&決め台詞「愚か者~」がちょっぴり怖かった(>_<)榮倉奈々さん。

担当ディレクターさんから申し渡されたリクエストは、「今までで一番こじれた話」や「珍しい相続話」を是非!とのこと・・・タイトルが「本当にあった、おそろしい話」なのも思い返し、さぁ~て何を喋ろうかなっ♪

マスコミの方、とりわけテレビ局は、絵になりやすく(ビジュアル的にインパクトがある)、ほぉ~っとかへぇ~という意外感、驚き感あふれるネタ(素材)を喜ばれますので何とかしたいのですが、いつもちょっぴり悩ましいのが”本当にあった”という部分です。私たちの仕事には守秘義務がありますから、もちろん本当にあった事件のことをそのまま喋るのはNGですよね・・・だから、生の事件の持ち味が損なわれない程度にちょっぴりデフォルメして喋るようにしています。

打ち合わせの段階で、私なりに用意してみたネタを3つ程、提案してみます。ディレクターさんの反応を見ながら、もう少しネタを加えてみます・・・。じゃあ、これとこれと~とお好みのネタをチョイスされ、それを台本にしていただけるということで打ち合わせは取り敢えず終了。あとは台本のやりとりを何往復かして、当日を迎えます。

指定された日時に北天神のKBCに伺うと早速7階に案内され・・・あっちょっとお化粧室に~(いつも思うのですが、テレビ局のトイレには、大体、どこにも、うがい薬と紙コップが置いてあるんですよね~やっぱりアナウンサーは喉が命、なのかな♪)最近あまり履かなくなった高めのハイヒールに履き替えます(気分を上げます(*^_^*))。いよいよ、アナウンサーの方お二人(小林アナ&増田アナ)が待つ会議室に。すぐに始められるよう大きなカメラがスタンバイされていて、CA(カメラアシスタント)さんや照明さんが大きな傘のような機材を移動させています。先ず、私が最初にすることはマイクをつけること。スカートの場合はその場ですぐに付けられるのですが、今日の私はワンピース!そうなのです・・・その場合は、音声さんからマジックテープで出来ている長~いベルトのようなものを受け取って、(トイレなどで)腰に巻いて器具を留める必要があるのです。それから首もとに小さなマイクピンを付けて~という具合。はい、用意はOKです。あとは、2人のアナウンサーの方とお互い自己紹介をして和み、軽~く進行を確認しながら打ち合わせ。ディレクターさんが用意してくれた当日版台本に目を通すと、3つのネタの順番を入れ替えた方が良さそう・・・と思ったのでお願いしました。さあ、いよいよ本番です。照明があかあかと灯されます(熱っ)。出だしの「聞かせて~!本当にあった~」の部分、アナウンサーのお二人が耳に手を当てダンボのようにするのですが、その仕草が二人揃わなかったようでやり直し・・・今度はバッチリです(当たり前ですが、プロのアナウンサーは声の大きさはもちろん、声音に独特の説得力があります)。

台本に従って進んでいくのですが、アナウンサーの方から思わぬ質問が出たりすることも。法律相談と同じだわ、と思いながらこなします。そんな収録の様子をじ~っと座って見ていらっしゃるのはプロデューサーの方。。。この方、ほとんど表情が変わらず、ちょっとそれが不・気・味かも・・・と思っていたら、やはりというか、「もってドンドン喋ってもらって」とディレクターさんに指示が。。。。あまり面白くないのかな~と思いつつ、これでもか、これでもかって感じで、思いつくままのエピソードを5~6個は喋ったでしょうか・・・ようやくOKが出ましたが、実際に映像に流れたのは、最初に私が提案した3つの中の2つでした♥(なぁ~んだ、これで良かったのか~と安心しました)。画面には〈家政婦は見た!〉と〈遺言書の内容に家族騒然〉の文字が・・・。私の解説が終わると小林アナが、すかさず「ドラマのラストよりドラマっぽいですね~」と受けて下さり、お上手だわっと感心しながら収録は終わりました。オンエアは、番組の予告の合間に絶妙なタイミングで私たちのお喋りが効果的なBGMとともに流れるように仕上がっていました(編集がさすがです!)。

収録が終わった後、「でも、親も住まなくなった自宅って欲しい人とかいるんですかぁ?」とか「代償金っていうけど、現金ない場合は、どうしたらいいんでしょうかね~」という鋭い質問が次々に繰り出され、私がそれに答えていると、「そっちの方も面白いですよね~!だって知らなかったですもん。」「視聴者の人も知らないと思うな~。あ~教えてあげたい!」と興味津々って感じで言われたので、私は「是非、続編を(しましょうね)♪」とにっこり返してスタジオを後にしました。映像は、「KBCムービー 遺産争族」で検索するとネットでご覧になれます。2月には委員会としての企画、KBCラジオ「まずは、弁護士に聞いてみよう」(毎週金曜15時~15時10分放送)も流れます。委員会のイベントなどで告知したいものがありましたら是非ご連絡下さいね、お待ちしております。

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