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カテゴリー: 憲法リレーエッセイ

◆憲法リレーエッセイ◆ 何も知らない

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会 員 縄 田 浩 孝(47期)

僕は恥ずかしい告白をすることになる。今から2年くらい前、部会の憲法委員会(委員長は何と僕)で部会の重鎮の一人清原先生が、我々実務家が憲法9条を法として扱う上で何かできるか、東京裁判から勉強してみようと提案された。勉強しはじめてビックリ。知らないことが次々と出てきた。

ニュルンベルク裁判と東京裁判で歴史上はじめて指導者個々人の「平和に対する罪」の追及が行われたことを知らなかった。19世紀までは、国家は平等であり独立したもので、これらの国家の上に立つ判定者がいない以上、国家間の戦争は全て双方にとって平等に合法となるとする無差別戦争観が支配的で、平和は法よりはむしろ「勢力均衡」の外交政策によって維持される傾向があったということも初めて知った。ニュルンベルク裁判と東京裁判から戦争を法の支配の下におく試みが始まり、その後、例えば旧ユーゴ紛争に対する旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷が設置され、そこで大物戦犯ミロシェビィッチが裁かれる等したこと、その法廷の裁判官として日本の多谷千香子氏が活躍されたことも初めて知った。その戦争違法化の流れの中で国際刑事裁判所が設置されたこと、2010年の国際刑事裁判所の締約国会議でニュルンベルク裁判や東京裁判でも適用された「平和に対する罪」の定義がようやく採択されたことも初めて知った。そして、今、世界では非暴力平和隊など多くのNGOやNPOが武器を持たないで紛争地に入り平和のために活動していること、世界には平和構築を行うための平和学、紛争解決学の学部があり、そこで学んだ日本人女性が紛争の現場で現実に武装解除の仕事をしていることなどを初めて知った。要は平和に関する世界の動きを僕は何も知らなかったわけである。

我が国は日清戦争からほぼ10年おきくらいで戦争をしていた。ところが、先の戦争以降は現在まで68年間戦争をしていない。その原因の一つには憲法9条があるだろう。しかし先に見たような戦争を違法化し平和を具体的に追及していく世界中の人々の活動が深く関わっていたこともまた否定できないであろう。平和を希求する私たちは、政府に憲法9条を遵守させるために、そのような世界の人々の平和に向けた具体的な活動に加わっていく必要があるだろう。市民講座で講演をしていただいた立命館大学の君島教授は「する平和主義」とそれを呼ばれた。武装解除を職業としている瀬谷さんは次のように書いている。「アフガニスタンでは日本人が言うからと、信頼して兵士たちは武器を差し出した。ソマリアでは、アフリカで植民地支配をしたことがなく、支援を行う際にも政治的な思惑をつきつけない日本は中立的な印象を持たれている。そして、第2次大戦であそこまで破壊された日本が復興した姿を見て、今はボロボロの自分たちの国も、日本のようになれるのではないかという希望を与える存在になっている。日本が背負ってきた歴史的経緯は他の国がどれだけお金を積んでも手に入れられない価値を持っているのだ。」

憲法9条を実質的に壊そうとする現在の動きに私たちは自信を持って立ち向かおうではありませんか。
最後に、先にご紹介した清原先生が勉強会の成果を本にまとめられました。「日本国憲法の平和主義~一法律実務家の視点から」と題する本です(表紙の絵は黒田征太郎さんのものです)。皆様も是非お読みいただければと思います。

◆憲法リレーエッセイ◆なぜ、今「国防軍」なのか?

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会 員 永 尾 廣 久(26期)

広島での人権擁護大会

私は弁護士になって以来、毎年の人権擁護大会にほとんど参加している(ひょっとしたら欠かしたことがないかもしれない)。

これは大会前日のシンポジウムが大変ためになる内容だということ、そして大会当日は付近の散策やちょっとした観光ができる楽しみがあるのも大きな理由となっている。

昨年は佐賀市内で、今年は広島で開かれた。場所は原爆資料館の隣にある国際会議場である。今回は、ほとんど観光気分はなかった。なにしろ、久しぶりにシンポ実行委員長になったから、責任重大。しかも、テーマは「国防軍」。これは難しい。政治的に重大焦点になっているテーマについて、さまざまな思想・信条をもつ弁護士の強制加入団体としての日弁連がどのような切り口でアプローチするのか、毎回の実行委員会は議論百出だった。

実行委員会の課題は三つある。一つは、シンポジウムの翌日に開かれる人権擁護大会で審議の対象となる宣言・決議の案文をつくって日弁連理事会に提起すること、二つにはシンポジウムの討議資料としての基調報告書を作成すること、三つにはシンポジウム当日のパネリストの選定と討議テーマの確定である。

これら三つを、実は12月に発足して翌年4月までにはほぼ確定させる必要がある。実行委員会そのものは毎月1回のペースでしか開かれないので、3回か4回の討議で、すぐに方向を出して起案にとりかかる必要がある。そのうえ、必要なら現地調査や関係者へのヒアリングも実施する必要がある。これは、なかなか大変な作業になる。

今回も、先の三つがなんとか確定したのは4月ころだった。

異色のパネリストの発掘・組み合せ

パネリストの選定にあたっては、それなりに知名度があって、ごくフツーの弁護士が、この人の話なら聞いてみたいなという人であることが望ましいことは言うまでもない。ただ、日弁連は薄謝しか出せないという内部の申し合わせがあり、高額ギャラのタレントはほとんど招くことができない。

今回の目玉となったパネリストは経済学者の浜矩子教授。マスコミで辛口コメントをするので著名だ。浜教授は日本企業が海外進出するために日本軍が必要だという考えは間違っていると断言する。言われてみれば、なるほどと思う。企業は人間の生活を豊かにするためにこそ存在意義があるものであって、平和な生活を脅かす企業の存在を許してならないことは自明の理ある。

シンポジウム当日、浜教授は今日の世界は「グローバル・ジャングル」化していると指摘した。ジャングルというと、真っ先にライオンをイメージする。弱いものは強いものに食われてしまうという弱肉強食の世界だ。しかし、果たして、本当にそうなのか。ライオンが弱いものを食い尽くしてしまえば、ライオン自体の存在がありえなくなる。実は、ジャングルというのは、弱いものも強いものとともに生きている、共生の社会なのだ。弱い者を大切にしない社会は強い者も生きていけなくなることを私たちは自覚すべきである。このような浜教授の指摘には、はっとさせられた。

また、浜教授は「メイド・イン・ジャパン」といっても、実は、素材や部品あるいは組み立てが外国でなされているというのが当たり前になった。つまり、ボーダーレス、国境がなくなってしまった世界にいま私たちは生活している。他国を「鬼」として排除する論理では生きていけない現実がある。となると、このように相互依存関係にあることを自覚するしかない、このように強調した。これまた、目が洗われた思いがした。

「日の丸」で守られている自衛隊

日本の自衛隊は世界6位の軍事費を使い、装備・能力・人員ともに世界有数の軍隊になっている。そして、イラクやアフリカなどへ強力な武器・装甲車をもって海外展開している。かつてなら考えられない事態だ。

といっても、自衛隊が海外でしているのは戦闘行為ではない。病院の再建などの人道支援活動である。

また、自衛隊はイラク(サマワ)では、オランダ軍に守ってもらっていた。砂漠でも目立つカーキ色の服装であり、胸など身体の4ヶ所に日の丸をつけ、装甲車にも大きく日の丸をつけたうえ、漢字まで車体に描いて、日本の自衛隊であることを誇示している。これは、武力の行使を禁止している憲法9条の縛りがあるからである。そのおかげで、日本の自衛隊は戦場で人を殺すことがないし、殺されることもない。そして、人道支援活動によって世界から高く評価されている。

自民党の改憲草案のように武力行使ができるようになった「国防軍」は、いまの自衛隊とは根本的に違った「戦う軍隊」になってしまう。軍事秘密保護法、軍事審判所(軍法会議)、緊急事態条項(基本的人権の制約)など、軍事優先の社会に日本が大きく変わってしまうだろう。このような改憲は許されない。

日本を中国や北朝鮮の「脅威」からどうやって守るのかという声に対しては、日本の自衛隊の実力をふまえて、冷静に考えることをすすめたい。「脅威」をあおる人がいて、マスコミの一部が騒いでいるのは間違いない。しかし、今や国家間の戦争は考えられない。局所的紛争の解決、そのようなことが起きないような地道な平和的外交努力こそが求められている。

映像と爆音の再現

今回のシンポジウムで圧巻だったのは、厚木基地近くの民家のある地域における爆音を再現したこと。これはアメリカ軍の艦載機の爆音であるが、その耳をつんざくような大爆音に会場内は圧倒された。この爆音を聞きながら、日本は本当に独立国家なのかと私は根本的な疑問を感じた。

シンポジウムでは映像も活用した。伊藤真弁護士作成によるパワーポイントは、いつものことながら、すっきり改憲論の問題点を理解できるものだった。

そして、ビデオレター。各界の人々が5分程度で、自分の体験をもとに自民党改憲草案の問題点を熱く語ってくれた。そして特筆すべきは冒頭に流れた「憲法って何だろう」という映像。これは可愛らしい絵で、本当に子ども目線で憲法の意味を語りかけてくれるもので、ソフトな声に魅了された。

終わりに・・・

そんなわけで、昼12時半から夕方6時まで、6時間近いシンポジウムであったが、とても充実していて、居眠りする人もほとんどなく、終わってしまえば、あっという間だった。
とはいうものの、6時間近いシンポジウムのまとめを6分でやれという私の使命をこなすのは大変ではあった。幸い、それも好評のうちに終わることができた。

◆憲法リレーエッセイ◆ロックと憲法のコラボ

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会 員 後 藤 富 和(55期)

6月20日、フライングダッチマンのライブ「つゆのはれま九州ツアーin福岡」に参加しました。出演アーティストは、フライングダッチマンの他にRIKI a.k.a.Ozonbaby、SUNDRUMと私です。私に来たオファーは、ライブの合間に原発と憲法のワークショップをやるというもの。

講演を聴きに来た人にお話しするのとは違い、観客はロックのライブを観に来ています。その中で原発と憲法の話。厳しすぎます。アウェイ感満載です。

どうしたら短時間でライブの観客の心に響く訴えができるのか考えました。そして、15秒くらい考えた末、中国人留学生の宋さんにアシスタントを頼むことにしました。開演前のリハーサルでは、出演アーティストから「今日は弁護士さんの話しが聴けるので楽しみにしています。勉強させて下さい」との暖かい(?)言葉。めっちゃプレッシャーです。

ライブが始まると、ミュージシャン達は曲の合間のMCで原発や憲法改正の問題に触れ「この後、弁護士さんが話ししてくれるから、みんな真剣に考えようぜ」ってな具合に、盛り上げていきます。

こんなに期待させちゃってどうするんだよと内心ドキドキ。

RIKIの演奏が終わり、MCが私のことを紹介。

プロジェクターで写し出した映像を、観客は静かに注視します。お喋りをしたりする人はいません。さっきまで踊っていた観客たちが福島の映像に食い入ります。

昨年福島に行った際の写真を見せながら解説し、風船プロジェクトや原発なくそう!九州玄海訴訟の写真を示し「憲法が改正されれば脱原発の歌やデモなんかは国益に反するという理由で禁止されるだろう、だから今、憲法とは何かについて考えて欲しい」と言って、憲法の紙芝居に移ります。

憲法紙芝居は宋さんにお願いしました。宋さんの舌足らずな可愛らしい日本語に、観客は惹きつけられます(これも狙いのひとつでした)。

そして、国際貢献の名の下にアメリカが世界中でやっている戦争、そして犠牲になるのはいつも子ども達。その子ども達は選挙権もなく戦争についてyesもnoも意思表示できなかった。その子ども達の命を私たちは左右しようとしている。ちょっと立ち止まって憲法について考えようと訴えました。

最後まで観客は集中して話を聴いてくれました。

そして、フライングダッチマンのライブ。原発反対、憲法改正なんてあり得ねえ、選挙行こうぜ、と訴えてくれます。彼らの音楽に引き込まれてしまい、最後までずっと踊っていました。ミュージシャンって、憲法改正がヤバイって気付く鋭い嗅覚を持っていますね。

宋さんにアシスタントを頼んだ理由はもう一つあります。

日本は、憲法9条2項で、軍隊持たない、交戦権も持たないと誓っていることから、軍事力によって国を守るというシステムをとっていません。では、どうやって国民の安全を守るのか。憲法前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」とあります。ポイントは「諸国」ではなく「諸国民」となっている点です。中国の脅威とか、嫌韓国というと、つい勇ましい意見が出てしまいます。でも、あなたの友人である中国人や韓国人のことを具体的に思い浮かべてください。彼らがあなたやあなたの家族を殴ったり殺したりするのを望んでいると思いますか。逆もそうです。あなたが友人である中国人やその子どもを殺したいと思いますかと。そうであるならば、戦争になった時にどうやって中国を叩き潰すかを考えるのではなく、どうやったら戦争にならないように仲良くできるのかを考えましょう。それが日本国憲法の理念です。と僕は講演で訴えています。

今回、中国人である宋さんに憲法の紙芝居を読んでもらったのは、彼女が私達を殺すと思いますか。また、彼女を殺したいと思いますか。ということを少しでも感じてもらえればと思ったからです。

ロックのライブと憲法のコラボ。やる前はどうなることかと思っていましたが、意外にうまくいったと思います。

◆憲法リレーエッセイ◆ 第9回市民のための憲法講座についてのご報告

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会 員 田 中  文(65期)

1. 概要

平成25年5月25日(土)、筑後部会では第9回市民のための憲法講座を開催しました。テーマを「憲法改正要件と国防軍」と設定し、筑後部会の若手弁護士6名が、便宜的に護憲派3名と改憲派3名に分かれて討論を行うという形式で、私もパネリストの一人として参加させていただきました。安倍首相が憲法96条に定める憲法改正発議要件を緩和する旨の憲法改正を訴えており、非常にタイムリーな話題ということもあるためか、当日は開場前から筑後弁護士会館を訪れる人もあり、4階の大会議室は盛況のにぎわいでした。

2. 討論の内容

(1) 改憲要件緩

改憲要件の緩和につき、まず改憲派が、現行憲法のデメリットとして、国民投票をするための要件が厳しすぎるために現行憲法には国民の意思が反映できず、憲法制定時に想定していなかった現代の諸問題(主として新しい人権を想定)に対応できないこと、諸外国では憲法改正の実績が少なからずあること等を挙げたのに対し、護憲派は、立憲主義の観点から改憲要件を緩和すべきでないこと、新しい人権を個別具体的に憲法に記載する必要はないこと、諸外国と比較して日本国憲法だけ改憲要件が厳しいということはないこと等を述べて反論しました。

(2) 国防軍創設

続いて国防軍の創設につき、改憲派が、韓国・ロシアなどとの領土問題や北朝鮮の核開発の脅威などに対応するため、国際的なテロから邦人を守るため、そして国際平和活動に積極的に参加するためにも国防軍の創設が必要であり、なおかつ国防軍として憲法に明記することでシビリアンコントロールを浸透させることができると主張しました。これに対して護憲派は、自衛隊を合憲とする立場と違憲とする立場の二手にさらに分かれ、前者は国防軍を創設するまでもなく自衛隊により現状の諸問題には対応可能であるとし、後者は武力をもって武力を制しようとすること、武力によって平和を実現しようとすることの非現実性、矛盾を考えるべきであると反論しました。

(3) 雑感

討論の始まりこそ粛々とした雰囲気だったのですが、パネリストが芝居っ気を発揮して会場の笑いをとる場面もあり、あるいは舌鋒鋭く相手方を挑発するシーンでは会場から声が飛ぶなど、パネリストと会場との一体感のある討論をすることが出来たように思います。

3. おわりに

改憲要件の緩和をめぐる討論の中で、改憲派が、国民投票において投票しなかった人は憲法改正についての意見を表明する権利を放棄したものと扱えば、国民投票の投票率が低くとも国民の意思を反映したことになるという主張をしたのに対し、護憲派は、権利の放棄などというのは結局フィクションであると反論しました。

実際に憲法改正のための国民投票が行われた場合、どれほどの投票率になるのかは分かりません。けれども、昨今の選挙における低迷した投票率をみれば、国民投票の持つ重要性が、投票に行くインセンティブになるという点については、極めて消極的に考えるべきだと思います。そして、現実に首相が憲法改正を目指している現在、何もしなければ現状の投票率は変わりません。しかし今回の憲法講座の開催が、我が身を含め、少しでも有権者の間での憲法改正をめぐる議論を促すことにつながったのであれば、小さいけれども重要な一助になったのではないかなと感じました。

◆憲法リレーエッセイ◆ 2013年憲法劇団ひまわり一座公演「しおかぜ亭へようこそ!」

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会 員 國 府 朋 江(65期)

4月30日、今年もひまわり一座の憲法劇の公演がありました。私は、今年から女優デビューをさせていただきました。

劇は、「しおかぜ亭へようこそ!」という題名で、1945年8月10日、長崎に原爆投下された翌日に生まれた、しおかぜ亭の女主人ハナを主人公としたものでした。

舞台は、海沿いの町、福島に住む小学生から、手紙が来たというところから劇は始まります。手紙には、震災から2年経ったけれども、まだ家に帰れず、外でも遊べないということが書かれていました。このような福島の子ども達を町に招待してキャンプをしようという企画が持ち上がります。

しかし、町の人々から、放射能の影響はないのか、義援金の方が被災地のためになるのではないのか、町の財政状況からは厳しいのではないのか、といった反対意見が出されます。

そういった折、ハナが倒れます。町の人々は、ハナが長崎に原爆投下された翌日に生まれ、生き残った母共々、差別を受けてきたこと、結婚を許されず、人を好きになってはいけないのではないかと思ったこと、しかし、その後、舞台となっている町にたどり着き、町の人と楽しい毎日を過ごしてきた、というハナの告白を聞き、被爆者がどのような扱いを受けてきたのかを知り、原爆のことや原発のことを自分たちの問題としてもっと考えていかなければならないと考え、福島の子どもたちを町に招待することにします。

このストーリーに、ユリとサクタロウの恋、ケンイチの恋、など恋愛も交えたものになっています。その他にも、たくさんの見どころがありました。キクさんの見事なテキヤの口上、67歳青春真っ盛りのトシオちゃんのオラオラ節、片井さん(古閑先生)の酔っ払いっぷり、三河屋さん(迫田登紀子先生)の驚かされ様、ハナの父親・母親の泣ける回想シーン、伊藤さん(中山先生)の白塗りとエセ関西弁など・・・

ここには書ききれませんが、どのシーンも、練習を重ね、楽しさと悲しみの対比が浮き彫りになるように細かく気を配ったものでした。

最後には、弁護士4名で脱原子力へのメッセージを読み上げ、出演者・来場者が共に9条の歌を歌いました。

私は、初めて演劇をしたのですが、本番が終わった後は、とても爽快感があり、楽しかったです。また、普段、仕事をしているだけでは出会えない人達と一つのものを作り上げていく過程に参加でき、とても良い経験ができました。

ひまわり一座では、毎年公演を行いますので、経験者も未経験者も、演劇に興味があったり、やったことのないことを経験したい方、色んな人に出会いたい方は、是非、ひまわり一座で演劇デビューをしてみませんか?

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