福岡県弁護士会からのお知らせ

2014年1月22日

シンポジウム「密室での取調べをあばく! 〜取調べの録音・録画実現に向けて〜」 ※終了しました

シンポジウム・講演会など


 犯罪の疑いをかけられ取調べを受ける人々は密室で取調べを受けます。
 その際,暴行や脅迫をうけたり,騙され甘言に乗せられたりした結果,多くの人々がやってもいない犯罪を自白したり,自らの記憶とは異なる内容の自白調書を作成してしまうことが頻繁に見られます。しかも,取調べは外から遮断されている密室で行なわれるため,そのような取調べが行なわれていたとしても,そのことを明らかにすることは困難で,違法・不当な取調べは放置されているのが現状です。\n 犯罪の疑いをかけられ,取調べを受ける人々が,意に反した自白を強要されることを防ぐためには,取調べの全過程を記録して取調べの状況を事後的に検証することができるようなシステムが効果的な手段となります。
 ところで,日本と似通った刑事手続体系をもつ韓国では,すでに取調室にビデオカメラが設置され試験的な運用が始まっています。このたび,福岡県弁護士会は本格的な法制度としての運用を待つばかりとなっている韓国の取調べ録画事情を視察しました。  
 今般,詐欺事件について本年4月に無罪判決が確定した中嶋玲子前杷木町町長をお迎えし,取調べの実態をお話いただいた上で,皆様方に,密室での違法・不当な取調べを根絶するためには取調べを録画することがもっとも早道であることをご理解いただくとともに,録画制度の実現が不可能ではないことを実感していただくために下記のとおりシンポジウムを開催いたします。\n 奮ってご参加ください。


 開催日時  2005年9月17日(土) 午後1時〜4時

 会   場  天神ビル 11階
         福岡市中央区天神2−12−1(地図

 内   容  テーマ「密室での取調べをあばく」
         ・中嶋玲子氏(前杷木町町長:平成17年4月に無罪判決が確定)
          による取調べの実態報告
         ・韓国視察報告   …等

 参 加 費  無料

 主  催   福岡県弁護士会
 共  催   九州弁護士会連合会

※終了しました。

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