福岡県弁護士会館(仮)設計監理業務技術提案プロポーザル募集要項および最終審査結果発表

以下の主旨で、福岡県弁護士会館(仮)設計監理業務技術提案プロポーザルを募集いたします。

募集要項及び諸様式は、以下のリンク先から取得ください。

主 旨

現福岡県弁護士会館は、昭和44年に竣工しましたが、竣工から約40年が経過し、現在、建物の老朽化が進んでいるところ、今般、裁判所・検察庁が六本松九大跡地に移転することに伴い、福岡県弁護士会(以下「当会」と言います。)も同地に移転し、新しい会館を建設することになりました。

ところで、弁護士あるいは弁護士会の使命は、基本的人権の擁護と社会正義の実現であって、個別事件の解決を通じて、社会一般に対する「法の支配」の原則を貫徹させることにあります。しかし、このような抽象的な文言による主張が、これまで一般の市民にとって、「弁護士は敷居が高い」、「弁護士の言っていることは分かりづらい」という誤解を招いているのではないかと思われます。

当会としては、弁護士の基本的なスタンスが「一般の市民との協働」であり、行動原理が「市民とともに行動する」ものであるというスタンスであることを、もっと広く市民の方々に理解して頂く必要があると考えています。そして、これまでこのような理念の下、高齢者・障害者支援センター、犯罪被害者支援センター、中小企業法律支援センター等を設立し、あるいはDVに関する無料法律相談制度を立ち上げる等の活動を行って来ましたが、今後、さらにこのような活動をさらに充実・発展させ、市民の皆様にお知らせすることを目指しています。このような理念からしても、新しい弁護士会館は、まず、市民の皆様に開かれた弁護士会館でなければならず、市民の皆様への司法サービス・司法に関する情報提供の場でなければならないと考えています。そして、新しい弁護士会館は、福岡県のみならず九州一円における上記のような弁護士・弁護士会の活動の拠点ともならなければならないと考えています。

そして、このような弁護士の活動は、弁護士会内に設けられている委員会を主体として行われています。当会には60を超える委員会があるところ、現会館では委員会開催スペースが不足しているのが現状です。新会館においては、是非、今後も活発化する委員会活動が十分行われるようなスペースが確保される必要があります。

また、当会は、現在、約20数名の職員を雇用しており、弁護士及び弁護士会の活動は、これらの職員によって支えられています。これらの職員にとっても利用しやすい会館である必要があります。

以上のような主旨に則って新しい福岡県弁護士会館の建築設計監理業務を委託するため技術提案書により設計者を決定(プロポーザル方式)したく、提案書の提出を募集致します。

2015年7月  福 岡 県 弁 護 士 会

■実施要項

■提出書類

■敷地資料