会長日記

2015年9月

会 長 斉 藤 芳 朗(39期)

【会員の皆さまにご理解、ご協力いただきたい事項】

1 預り金口座の管理の徹底のお願い

弁護士が依頼者、相手方その他の関係者からの預り金を預貯金口座で預託を受ける場合、概ね以下のような規律が定められておりますが、この規律は一般常識を明文化したものであります。会員各位におかれましては、この規律が定められていることを再認識していただき、この規律に違反することがないように、注意を喚起いたします。また、第三者の目からみて、この規律に違反したかのような疑いを受けかねない事態を引き起こさないようにもご留意ください。

  1. 預り金は、預り金と明記された預貯金口座にて預託を受けること(預り金と明記されていない預貯金口座で預り金の預託を受けないこと)。
  2. 預り金口座は、すべて、当会に届け出ること。
  3. 預り金口座からの出金は、目的に沿った場合に限定すること(目的外の出金をしてはならないこと)。
  4. 預り金口座の入出金については、記録をつけておくこと。

2 あらためてペーパーレス化のお願い

あらためてペーパーレス化のお願いです。来年3月まであと7カ月程度ありますが、この間に、原則として、紙、FAXによる文書の配布は中止する予定です(ただし、メールを使用されない会員への配慮は行います。)。

ペーパーレス化は、時代の流れでもあり、経費削減にもつながりますので、不便をお感じになられる会員もおられるでしょうが、是非、ご理解のうえ、ご協力ください。

【雑感】

会長に立候補した際の公約でもあり、7月中旬頃から、これまで馴染みの薄かった委員会に参加させていただいております。人権擁護委員会(合宿の2日目にも参加させていただきました)、生存権対策本部(8月29日のシンポジウムの案内をもって、田中担当副会長、城戸事務局長とともに関係先をまわりました)、高齢者・障害者委員会(日弁連の理事会で発言する際の参考となる議論を聞かせていただきました)、刑弁研究会(途中で退席し懇親会まで参加できませんでしたが、次回は最後まで参加させていただきます)であります。

このような委員会に参加して思うのは、当会の活動が多種多様な分野に広がっており、その分野のエキスパートがおられるということです。しかも、当会のエキスパート会員は、日弁連でも名が通っており、日弁連の理事会に説明補助者として出席して、全国から集まった各単位会の会長向けにきちんとした説明をし、批判的な質問に対しても丁寧に回答しております。今後重要となってくるのは、後継者の育成でしょう。次世代に、知識、ノウハウを是非引き継いでいただきたいと考えております。そのためにも、若手の会員に対して、活躍の場(例 九弁連や日弁連の委員を交代する、特定のテーマでの意見交換会に参加してもらう)を提供していただきたいと存じます。

今後も、馴染みの薄かった委員会へ積極的に参加させていただきたいと存じます。